【学校の都市伝説/トイレの花子さん】VD-321

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作品データ

公開年月 2007/06/22
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『トイレの花子さん』
監督 吉田浩太
脚本 田中智章、吉田浩太
製作 大橋孝史
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

「トイレに花子さんが住んでいる」という噂が絶えない母校に大学を卒業して教師の浜口美香が赴任してきた。
美香は懐かしい母校での教師生活に期待を膨らませるが、初授業を終えて「立入禁止」が書かれたトイレを見つける。
噂をまったく知らない美香はそのトイレに入ってしまうが、そこで彼女は驚くべき光景を目にするのだった。

登場人物&出演者

浜口美香(演:相澤仁美)

代表作に『怨喰(うらみぐい)』、『クールガールズ』などがあります。

主人公。新卒の教師。母校の小学校へ教師として赴任する。学校へ行く前に池谷花子の墓参りする。

初日に職員室で挨拶するもみんなに無視されるような態度を取られるが、意に介さない。
生徒たちと一緒に遊んでいたが、仲間外れにされる花子を見てイジメを疑うようになる。
池谷花子を見かけて追いかけるが、そのままトイレに閉じ込められて浩一に助け出される。
最後は校庭でタイムカプセルを掘り起こすイベントに現れ、校長から同級生たちを惨殺する。

新田浩一(演:山口翔悟)

代表作に『シンクロニシティー・フェアリーテイル』、『パラ族/パラパラじゃないか!』などがあります。

東京生まれの東京育ち。突然転任してきた。都会と違った田舎の小学校に馴染もうとする。

駅で「花子」についての話しを聞き、学校の同僚にも聞くが、詳細について誰も知らない。
帰りが遅くなりトイレで花子の幽霊に腕を掴まれるが、そこに神谷花子を発見して病院へ。
神谷花子がイジメを受けていると知り、感情的になって生徒たちに迫るが誰も返事せず。
最後はトイレに倒れていた美香を助けるが、憑依された彼女の惨殺をただ呆然と見ていた。

校長(演:大森博史)

代表作に『突入せよ!あさま山荘事件』、『希望の国』などがあります。

美香が小学生の頃に担任をしていた。現在では校舎を建て替え、命を大切にする活動を推進。

かつて悲しい事故があって、それを偲ぶ為に建てた石碑に週に一度花を供えているという。
赴任してきたばっかりの浩一を校長室に呼び出し、命の尊さを教える活動について説明した。
実際は担任時代に花子がイジメで自殺するが、保身の為に事故として処理してしまう。
最後はタイムカプセルを掘り出す式で血まみれの状況に慌て、美香に首を刺されて死んだ。

池谷花子(演:坂野真理)

代表作に『赤い鯨と白い蛇』などがあります。

美香が小学生の頃にいた同級生。家が貧乏でいつも同じ服を着ていた。不幸の念を放つ。

貧乏だったせいで毎日のようにイジメを受けるが、正反対の美香が支えになっていた。
美香がイジメグループに強要されて水をかけられ、自殺するも担任だった校長が事故と処理。
その後、亡霊としてトイレに棲み着いて10年後のタイムカプセルを掘り出す式を待った。
最後は美香を許す言葉で消えるが、実はウソで彼女に憑依し校長と同級生たちを惨殺させた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は同時期に発売された『口裂け女』のDVDと相互プロモーションをされて、オリジナルビデオとして発売されています。
監督と共同脚本には吉田浩太が務めていて、世界的に活躍する清水崇の愛弟子だという。
当時、グラビアアイドルでバラエティなどでも活躍していた「おっぱい番長」で知られた相澤仁美の主演作でもあります。
おっぱいだけの存在なので演技の方は決して上手くないが、他の三流アイドルと比べればマシなレベルでした。
本作は都市伝説の「トイレの花子さん」をモチーフにしていますが、吉田浩太監督はかなり脚色している感じでした。
基本的なルールとして3番目の固執で3回ノックして「花子さんはいますか?」の質問によって登場という流れは一緒です。
ただし、都市伝説には付き物となるイジメがあって、章に分けているが時系列を少し並び替えています。
その為にしっかりと鑑賞していないと状況が分からなくなり、花子の名前を持つ生徒も途中で出てきて色々と混乱させられる。
逆に時系列は複雑にいじっていないので、ちゃんと鑑賞している人ならば、回想としての状況説明だと理解できるだろう。
相澤仁美の演技よりもオッパイに目が行くのは仕方ないし、ラストでブラウスになって、より巨乳が強調されて集中力を削がれてしまった。
もう一人の転任してきた浩一だが、演じている山口翔悟の感情を激しく出す舞台演技を一人だけやっている感じでした。
この作品はずっと静かな雰囲気で流れているけど、一人だけ舞台演技を持ち込んでいて、明らかに世界観から浮いていました。
まだセリフを話すだけで精いっぱいの相澤仁美の方が自然に感じてしまうほどでした。
本作はホラー映画のジャンル分けにしているが、内容としてはミステリーに近い感じです。
花子についての正体を探っているうちに真実が分かっていく構成だが、最後はなぜか雑すぎるホラー映画になってしまった。
ラストの直前まではミステリーとして悪くないし、時系列を弄っているのはあまりよろしくないが、それでもまとまっていると思います。
しかし、なぜクライマックスで花子に憑依された主人公が惨殺を始めるような適当な終わらせ方にしたのか疑問です。
それでも、アイドルを主演にした作品として悪くないけど、「トイレの花子さん」としてはアレンジしすぎて別物のように感じてしまいました。

コメント

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