作品データ
あらすじ
内気な女子高生のミアは、父グラントの再婚でできた義理の姉サーシャと打ち解けられず孤独な日々を送っていた。
マヤ文明の遺跡を研究する考古学者のグラントはミアを心配し、船の中からサメを鑑賞できる観光ツアーにサーシャも誘った。
サーシャの親友アレクサとニコールが合流し、姉妹をマヤ文明の遺跡が眠る海底でのスリリングな洞窟ダイビングに連れ出すのだった。
登場人物&出演者
・ミア(演:ソフィー・ネリッセ)
代表作に『ぼくたちのムッシュ・ラザール』、『完全なるチェックメイト』などがあります。
主人公。母親がなくなって父親が再婚するが、姉となったサーシャと馴染めていない。
学校でもなぜかイジメを受けていて、たまたま目撃したサーシャにも助けてもらえない。
自分勝手な父親にサメの鑑賞を勧められるが、サーシャたちに言われて洞窟に行く。
最初から不安視するもサーシャたちに付いて行ってしまい、サメに遭遇してパニックになる。
最後はサーシャと海に出てサメに襲われても必死に戦い、イジメっ子を睨みつけていた。
・サーシャ(演:コリーヌ・フォックス)
代表作に『セイフティ/最高の兄弟』などがあります。
ミアの父親が再婚して姉になっている。ウジウジするミアとは仲良くなりたくない態度を出す。
イジメを受けるミアを目撃しても助けず、母親に問い詰められても素っ気なく返答していた。
空気が読めない義父にミアとサメを鑑賞に行くが、アレクサたちに誘われて洞窟へ行く。
拒否するミアを無理やり連れ出し、洞窟に閉じ込められてサメにも追われる事になる。
最後はミアと海に出てもサメに襲われるが、なんとか助けてもらって生還を果たした。
・アレクサ(演:ブリアンヌ・チュー)
代表作に『Opposite Day』、『Lilly’s Light: The Movie』などがあります。
サーシャの友人その1。アジア系。常にテンションが高くて頭の悪い言葉しか使えない。
サーシャの義父を手伝う助手と付き合っていて、発掘する洞窟にみんなを誘っていた。
教えてもらったルートを泳ぐが、サメの登場でパニックになって酸素切れで死を連呼する。
急な潮の流れでサーシャが飛ばされ、ミアと二人になると冷静になって出口を目指していた。
最後は背後からサメにボンベを噛まれ、すぐに脱いで逃げ出すも酸素不足で窒息して死亡。
・ニコール(演:システィーン・スタローン)
本作が長編映画デビュー作となります。
サーシャの友人その2。アレクサと同じくらいテンションが高く、頭が悪いので後先考えず。
ミアがイジメを受けても外から文句を言うだけで何もせず、他人事としてすぐに忘れていた。
アレクサの誘いで洞窟に案内されるが、勝手に進もうとしてさすがに注意されてしまう。
サメが登場して出口が塞がれると、パニックになるもグラントと合流して安堵していた。
最後は一人だけ先に助かろうとして暴走し、ハーネスを壊して水に落ちて食われてしまう。
・ベン(演:ダヴィ・サントス)
代表作に『ポラロイド』、『Densely Hollow』があります。
グラントの助手。発見したマヤ文明の洞窟を調査する為にダイビング用の機材を運んでいた。
昔からミアを知っていて、グラントと同じく愛称で呼んでいたがすぐに止められた。
実はアレクサと付き合っていて、調査している反対側から一緒に洞窟を案内していた。
最後は勝手に洞窟に来たミアたちと合流するが、横から現れたサメに襲われて食い殺された。
・キャサリン(演:ブレック・バッシンジャー)
代表作に『うそつき吸血鬼』、『ステータス・アップデート』などがあります。
ミアの同級生。金魚の糞をたくさん連れているイジメっ子。ミアをターゲットにしている。
一人ぼっちのミアをプールに突き落とし、事故だったと笑いながら仲間と言い訳していた。
グラントが用意したサメの鑑賞でミアとサーシャがいて、仲間に笑い物にして共感する。
洞窟に向かっていく際、サーシャたちに中指を突き立てられて不機嫌になっていた。
最後は洞窟から海に出て助かったミアと目が合うが、生死を体験した彼女に引いて逃げた。
・グラント(演:ジョン・コーベット)
代表作に『ボルケーノ』、『フェイクシティ/ある男のルール』などがあります。
ミアの父親でサーシャの母親が再婚した相手。考古学者でマヤ文明について調査している。
ミアかイジメを受けても親身にならず、サーシャからは父親として認められていない。
発見した洞窟の地図を描く為にミアたちとの約束を破り、代わりにサメ鑑賞のツアーを渡す。
洞窟でサメに遭遇したミアたちと合流し、自分たちが入ってきた場所まで案内していた。
最後はハーネスがニコールのせいで壊れ、冷静に指示するもサメに襲われて食い殺された。
感想
[個人的な評価]
本作は前作となる『海底47m』のコンセプトを引き継いだ続編となります。
続編となった本作だが、物語としては独立していてコンセプトだけを引き継いでいます。
ただ、前作で一番面白くて記憶に残るのはサメの恐怖ではなく、姉の暴走でどこまでもトラブルを引き起こすキャラクターが良かった。
本作が引き継いだのはシリアスなサメ映画の雰囲気だろうが、個人的に最初から最後までイライラしかなかったです。
第一のイライラは登場人物たちの知能レベルが猿並みで自業自得で同情の余地がない。
全員が自業自得のおかげでサメたちに無惨に食い殺されるならスッキリするが、前作を踏まえると姉妹は生き残るのは始まる前から決まっていて緊張感はない。
もし、本作で姉妹たちも海の藻屑になるならばイライラはなかったと思う。
次に未調査の洞窟が舞台となっているので、必然的に暗黒画面がデフォルトになります。
雰囲気を考えれば当然の演出なので、これは仕方なく納得していました。
しかし、登場人物たちがずっとうるさい悲鳴とパニックが響いていて、暗黒画面が増長してイライラしか生み出せなかった。
洞窟に適応して目が見えないサメの存在、暗闇からいきなり出てくる演出は良かったが、悲鳴とパニックによる頭の悪さはとてもキライ。
それに性格を統一しておらず、コロコロと変わる不自然さも露骨すぎて好きではない。
前作は愛されるドジっ子な姉で面白く鑑賞できたが、本作には一切それがないから何度も言うがイライラしかなかったです。
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