【水怪/ウォーター・モンスター】RE-3720

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アクション

作品データ

公開年月 2019/07/12
ジャンル アクション
原作 なし
監督 シアン・チウリアン、シアン・ホーション
脚本 シアン・チウリアン、シアン・ホーション
製作 ジュンウェイ・チャン、シュ・ヤンチュン
製作国 中国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

川辺の村に暮らす水生は、漁に出ていた父親を目の前で伝説の怪物“水猿”に殺された。
村では若い娘を生贄にして水猿の災いは収まったかに見えたが、10年後に川で遊んでいた子供と父親が殺されてしまう。
村人たちは水猿の再来と怯える中、長老は村で一番の美しい娘・香蘭を生贄に差し出そうとするが、彼女に思いを寄せる水生は父親の仇討ちとともに戦いを挑むのだった。

登場人物&出演者

水生(演:リュウ・リンチョン)

主人公。上水村の若者。10年前に父親と川辺で漁をしていたが、水猿の襲撃で天涯孤独になっていた。

10年ぶりに水猿が出現するも父親の仇を討つ度胸がなく、香蘭と駆け落ちしたいと話した。

香蘭が生贄に選ばれ、それを止めようと表哥の船を修理して水猿と対決するも逃げられた。
小屋で待機していると、再び水猿が襲ってくるも実は罠を張って見事に捕まえる事に成功。
檻から逃げた水猿に村人が殺されると、今度こそ息の根を止めるべく坊主にして待ち構える。
最後は仲間たちが倒れる中で水猿にトドメを刺し、生き残った香蘭とともに村へ帰ってきた。

香蘭(演:ジュ・リーラン)

代表作に『Havoc in Dragon Palace』、『王朝の陰謀/判事ディーと炎のキリン』などがあります。

ヒロイン。上水村の若者。肉屋を経営する父親と弟たちと暮らす。村で一番の美人で水生を含めた男たちが憧れる。

10年ぶりに水猿が出現し弟が犠牲となり、捕縛された父親も殺されて生贄になると決意した。
水生が水猿を捕まる為に立ち上がると、みんなと協力して犠牲を出しながらも捕縛をした。
村の英雄となった水生から愛の告白を受けると、承諾するも水猿の脱走で倒す事を覚悟した。
最後は仲間たちが倒れる中で水生を助け、なんとか水猿が倒されると、二人で村へ生還した。

傻東(演:シェ・イー)

代表作に『閃光少女』などがあります。

上水村の若者。常に焼き芋を片手に笑っている。水生と同じく天涯孤独でいつも一緒に行動している。

10年ぶりに水猿が現れても他人事のように感じていて、マイペースに焼き芋を食っていた。
香蘭の弟が殺されてしまい、水猿を崇める儀式を見ながら焼き芋と笑顔を浮かべていた。
水生と香蘭と一緒に暮らす事になると、喜びながら水猿を挑発して英雄になりたいと呟く。
最後は檻を脱走した水猿と対峙し、怖くないと連呼しながらも胴体を貫かれて死亡した。

表哥(演:リー・ガオジー)

代表作に『西遊記/はじまりのはじまり』、『僕はチャイナタウンの探偵』などがあります。

上水村の外れに住んでいる若者。水生とは「兄弟」と呼び合う仲で、ボロボロの船と三人の手下を所有している。

香蘭の生贄を阻止したい水生がやって来ると、金を受け取って船を修理し捕縛の為に協力。
手下たちが犠牲になってしまうが、水猿を捕まえて村の英雄として女性たちに囲まれる。
檻を脱走した水猿によって村人が惨殺され、水生が坊主となって倒す事に賛同して出かけた。
最後は水猿の攻撃を食らいながらも止めたが、頭部への強烈な一撃で水生の前で死亡した。

大壮(演:ワン・ホンチェン)

代表作に『Monkey King and the City of Demons』、『蛇王島/キングスネーク・アイランド』などがあります。

上水村の若者。川辺に落ちていた魚を持ち帰ると、水猿の仕業だと三叔公に言われて捨てさせられていた。

実は村で一番の美人である香蘭に片思いをしているが、なかなか告白できずにモヤモヤする。
香蘭が生贄になると三叔公が決めると、水生とともに反対するも押し切られて黙ってしまう。
水生が香蘭を助ける為に賛同し、水猿を捕まえて英雄になるが、片思いが成就しないと知る。
最後は水猿を倒す為に再び川へ出ていくと、体を張って止めるも攻撃を食らって死亡した。

三叔公(演:ワン・ジャングオ)

代表作に『Gan lv ji』、『Ma Su-Chen Takes Revenge』などがあります。

上水村の長老。打ち上げられた魚を見て水猿が戻ってきたと感づき、危険だとすぐに村長へ申し出ていた。

今度は香蘭の弟が犠牲になると生贄が必要だと村人に訴えると、すぐに儀式に取りかかった。
香蘭の父親が儀式を破壊して捕縛させるが、水猿に殺された事から香蘭の生贄を決めていた。
水生たちが水猿を捕まえると、檻に入った状態を見て罰当たりとして必死に守ろうとした。
最後は檻を脱走した水猿が村人を惨殺し、命乞いをするも体を縦真っ二つにされて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は中国の民間伝承を実写映画化した作品となります。
この作品は『バトル・オブ・ダンジア/魔獣大戦』で知られるシアン・チウリアンとシアン・ホーションの兄弟が監督と脚本を務めています。
近年では粗悪な中国映画が世の中に多く出てしまい、アメリカなどのバカ映画と違った方向性で個人的にあまり好きじゃない。
なんと言っても、メンツを守りたいのか内容が完全にバカ映画なのに、無理やりなドラマやシリアスな展開でまったく面白くないです。
内容が感動的だったり、予想以上の仕掛けだったり、そういうところがあればいいけど、どれも表面的すぎて似たような設定で面白くない。
なので、しばらく避けていましたが、本作は以前から気になっていたし、どうやら続編があった事から仕方なく鑑賞しました。
やはり、本作もまた例に漏れる事なく、バカみたいな内容なのにシリアスでドラマチックにしていて肝心の面白さがまったくありませんでした。
唯一、本作で良かったのはワイヤーアクションによる水猿との戦いだけだが、最初だけで途中からダレてしまうところに詰めの甘さを感じる。
ドラマの方も取って付けたような感じで、登場人物は主人公とヒロインを盛り上げる為に脇役が用意されている程度でした。
それと、なぜか主人公と一緒に行動する少し頭が弱い太めのキャラがいて、常に焼き芋を食っていたが、それ以上の中身がなかったです。
本作では昔ながらの生贄という人類の歴史でも残酷な風習を取り入れているが、これもまた人間の弱さを描こうとするも中途半端でした。
とにかく、全体的にどこかで見た事のある展開ばっかりで、一番の魅力である水猿とのアクションとドラマがまったく噛み合っていなかった。
やはり、こういう中国映画はまだ開き直る事ができないのか、民族的な意識なのか、どっちにしても面白さとはかけ離れた内容でした。

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