作品データ
あらすじ
スーパーヴィランの脅威にさらされる世界で、科学者のエミリー・スタントンは普通の人にスーパーパワーを与える方法を開発した。
しかし、エミリーを同窓会へ誘いに来た疎遠だった親友のリディアは、誤ってスーパーパワーを与える最後の血清を自分に打ってしまう。
こうして、エミリーとリディアはスーパーパワーを持ったチーム「サンダーフォース」を結成し、シカゴを牛耳る悪党キングに立ち向かうのだった。
登場人物&出演者
・リディア・バーマン/ハンマー(演:メリッサ・マッカーシー)
近年に出演作に『ザ・キッチン』、『パペット大騒査線/追憶の紫影(パープル・シャドー)』などがあります。
主人公。イジメを受けていたエミリーを助けて親友になるが、考え方の違いから疎遠になってしまう。
同窓会に顔を出さないエミリーを連れて来る為に彼女の会社に言って、誤って薬を打ってしまう。
怪力を身につけてエミリーたちの下で検査と訓練を積んで、悪者たちを倒す正義の味方となる。
またしてもエミリーと意見が食い違ってケンカするが、最終的に仲直りしてザ・キングに挑んだ。
最後はトレイシーを加えてザ・キングを倒し、爆弾も処理し、ジェシーと同棲生活を始めた。
・エミリー・スタントン/ビンゴ(演:オクタヴィア・スペンサー)
近年に出演作に『魔女がいっぱい』、『ドクター・ドリトル/2020年版』などがあります。
両親をミリクリアンに殺害される。両親が研究していたスーパーパワーの研究を引き継ぐ為に勉学に励んでいた。
数年ぶりにリディアと再会で怪力の薬を誤って投与され、自身は透明になるだけの能力になる。
「サンダーフォース」としてヒーロー活動するが、意見の食い違いからまたしてもケンカをした。
気持ちを切り替えたリディアと仲直りして、本当の悪であるキングを倒そうと力を合わせる。
最後はザ・キングをトレイシーを加えて倒して、爆発から生還したリディアと勝利を喜んでいた。
・トレイシー(演:テイラー・モスビー)
代表作に『Cleaver Family Reunion』、『ブレイクスルー/奇跡の生還』などがあります。
エミリーの一人娘。15歳ですでに大学を卒業している秀才。母親と同じく勉強が生き甲斐である。
母親の研究所で働いていて、ミリクリアンの特殊能力を体に慣らす為の訓練メニューを用意する。
リディアとなぜか意気投合していたが、母親と他愛もない会話ができずにずっと悩んでいた。
実はミスクリアンとして超高速で動ける特殊能力を持ち、ピンチだった母親たちを助けに来る。
最後はちょっとだけスピードでザ・キングを翻弄し、母親たちに認められて先に帰っていった。
・アリー(演:メリッサ・レオ)
代表作に『フローズン・リバー』、『ザ・ファイター』などがあります。
元CIAの捜査官。エミリーの会社で研究所設立に尽力した創設者の一人でセキュリティ部門も務めている。
勝手に実験中の薬を投与したリディアをバカにしているが、エミリーの説得で仕方なく承諾する。
検査と訓練の時もずっと見守っていて、「サンダーフォース」が活躍して当然のように歓迎した。
実は裏でキングと繋がっていて、サンダーフォースの排除に手を貸すもことごとく失敗していた。
最後はトレイシーに内通しているとバレて、ゴミ箱で頭を思い切り殴られて気絶させられた。
・クラブ/ジェシー(演:ジェイソン・ベイトマン)
近年に出演作に『セントラル・インテリジェンス』、『ファング一家の奇想天外な秘密』などがあります。
両腕がカニの爪になっているミスクリアン。部下を引き連れてコンビニを襲撃していた。
「サンダーフォース」のデビュー戦で遭遇するが、なぜかリディアに一目惚れをしていた。
実は普通の人間だったが、汚染された海で泳いで金玉をカニにやられて両腕が変異したという。
リディアに誘われて敵ながらデートして、ザ・キングの計画について教えて一夜を共にした。
最後はザ・キングに逆らって両手をもがれるが、罪を問われず腕が再生してリディアと同棲する。
・レーザー(演:ポム・クレメンティエフ)
近年に出演作に『アベンジャーズ』シリーズ、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー:リミックス』などがあります。
両手から破壊光線を放射する特殊能力を持つミスクリアン。街中で暴れて人々に恐怖を植え付ける。
元々はキングの部下として指示を受けて暴れていたが、すぐに殺したいという衝動に駆られる。
イライラするキングのセリフを遮断しても怒られず、逆に殺したい気持ちを代弁していた。
ダイナーでリディアたちを襲撃するも返り討ちに遭い、パーティをしているビルに来て戦う。
最後はサンダーフォースたちの連携で倒され、なんとか逃げ出すも指名手配される事になった。
・ザ・キング(演:ボビー・カナヴェイル)
近年に出演作に『トムとジェリー』、『アイリッシュマン』などがあります。
シカゴの市長選に立候補していた。対決していた候補と接戦で当選するかどうか微妙な立場。
レーザーの襲撃を受けても逃げる事をせず、それを逆に利用してテレビで強さをアピールした。
その正体は怪力を持っているミスクリアンで、同胞たちを束ねて支配しようと企んでいた。
市長の爆破殺害計画を阻止しようとするサンダーフォースの前に立って、実力で倒そうとした。
最後はトレイシーも加わって3対1となって吹き飛ばされるが、生きていて逮捕されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
オリジナル作品として作られており、主演のメリッサ・マッカーシーが製作にも参加しています。
スーパーパワーを持った主人公たちが活躍する典型的な作品で、主人公たちがデブなおばちゃんというところがポイントだろう。
コメディアンヌとして活躍するメリッサ・マッカーシーが本作で本領発揮し、バカだけど底抜けに明るいキャラクターを演じきっています。
ハッキリ言って、これを演技していると言えるのか微妙で、メリッサ・マッカーシーがそのままセリフをしゃべっている感じです。
個人的にはこういうタイプの人間はあまり好きじゃなく、その場のノリで生きているだけじゃ人生が上手くいくはずもない。
あくまでファンタジー的な世界観だが、主人公の目線で物語が進んでいくから登場人物たちの知能が猿並みになるのは好きじゃない。
どうしても主人公のリディアに全員の知能を合わせないといけないので、対極的な存在のエミリーがダメ人間のように映っている。
ただ、現実的にはエミリーは成功者であり、リディアの方はうだつの上がらない生活なのは間違えないでしょう。
この作品は知能があまり高くない低所得者をターゲットにしているだろうが、さすがにそこまでバカじゃない気がしてならない。
もっとライトな作品だと思っていたが、鼻につくような設定やメリッサ・マッカーシーがすべてにおいて正しいという感じも好きではなかったです。
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