作品データ
あらすじ
夕暮れの道を走るスクールバスは、いつものルートが事故で通れず運転手は森の中へ回り道する。
森の奥でバスは武装した脱獄犯にジャックされ、更にトンネルの中でエンジンが止まってしまう。
立ち往生したバスに謎の怪物が襲いかかり、運転手と脱獄犯が殺害されると、残された5人の高校生たちは危険な森からの脱出を図るのだった。
登場人物&出演者
・ノーラン(演:ジャック・ケイン)
代表作に『ドラゴンハート/明日への欲望』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などがあります。
パーカーを着ている男子高校生。隣の隣に座るベスを意識して、常にチラ見している。
バスジャックの時はどうにもできず、ベスと銃を奪う相談するもレジーに止められた。
洞窟に来てから電気をつけるべく、ベスと配電盤を探し出し、なんとか灯りをつけた。
ベスと夜の流浪者を調べた人物の記録を見つけ、レジーたちと合流して彼らに見せた。
最後はレジーとカールと力を合わせて夜の流浪者を焼き殺し、無事に生還を果たした。
・ベス(演:ソフィ・ジェーン・オリヴァー)
本作が長編映画デビュー作となります。
絵を描くのが好きな女子高校生。隣の隣に座っているノーランとはお互いに気がある。
バスジャックされてからノーランを銃を奪う相談するが、レジーに止めらてしまう。
食い殺されたジョーから鍵を取りに行き、そこで夜の流浪者を見て慌てて逃げ出した。
洞窟に来てから電気をつける為にノーランと配電盤を探し、見つけ出して灯りをつけた。
最後はケガしたクイニーと入口まで逃げ、夜の流浪者が焼かれて無事に生還を果たした。
・カール(演:ツァンダー・エムラーノ)
代表作に『You Can Tutu』などがあります。
肥満体の男子高校生。武勇伝をクリスに語るが、口先だけだと見抜かれても気付かず。
バスに乗っている間はずっとクイニーに話しかけるが、頭の悪さに飽きられてしまう。
バスジャックされると殺されると絶望し、誰よりもパニックになってみんなに宥めらる。
洞窟で安全と分かって調子に乗るが、クイニーやレジーが襲われて何もできなかった。
最後はノーランとレジーと力を合わせて夜の流浪者を焼き殺し、クリスに事実を話した。
・クイニー(演:モリー・デュー)
本作が長編映画デビュー作となります。
頭脳明晰な女子高校生。カールにずっと話しかけられるが、頭の悪さに辟易していた。
カールのネットにあるナゾナゾをすぐに解いたが、ジョーのナゾナゾは分からなかった。
ミンゲラがバスジャックをすると、エンジンが止まった時にジョーを脅す為に使われた。
洞窟に来て電気がつくまで待つが、レジーとトイレする為に行くも夜の流浪者に掴まる。
最後は噛まれるも助けられ、入口まで逃げて夜の流浪者が焼かれて無事に生還を果たす。
・レジー(演:ザック・サトクリフ)
代表作に『ファンタスティック・ピーターパン』、『ザ・ブラザーズ・グリムズビー』などがあります。
不良っぽい男子高校生。父親が無実の罪で投獄され、納得しておらず写真を持ち歩く。
誰とも群れないと強気でいるが、ミンゲラから銃を奪っても撃てずに奪い返された。
洞窟に来て電気がつくまで待つが、トイレに行きたいクイニーにつくも連れ去られた。
クイニーを見つけて夜の流浪者に捕まって叫ぶが、タイミング良く電気がついて助かる。
最後はベスたちを追った夜の流浪者に火をつけて焼き殺し、みんなを仲間として認めた。
・ジョー(演:テレンス・アンダーソン)
代表作に『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』、『キャプテン・フィリップス』などがあります。
スクールバスの運転手。5人の高校生とは顔馴染み。レジーの父親とは親友だという。
いつもの帰り道に大木が倒れて行けず、仕方なく違う道を選んでバスを走らせていった。
今度は道端に鹿の死体があって、進む為に森の中へ運ぶとミンゲラに遭遇してしまう。
銃で脅されてバスジャックされるが、トンネルに入ってから急にエンジンが停止する。
最後はバスの前方にいた夜の流浪者を見つけると、驚いて何もできず食い殺された。
・クリス(演:アンドレイ・クロード)
代表作に『300/スリーハンドレッド』、『13時間/ベンガジの秘密の兵士』などがあります。
地元の刑事。脱獄したミンゲラを追っている。カールと飯を食べながら事件の話しをする。
カールの武勇伝を面白半分で聞いていたが、当然のように信じずにからかっていた。
洞窟での出来事から生還したカールから話しを聞いたが、またしても面白半分で信じず。
最後は仲間と洞窟までやって来て、単独で中を調査すると、夜の流浪者に食い殺された。
・ペトロ・ミンゲラ(演:デヴィッド・キーズ)
代表作に『ウルフマン』、『ブリッツ』などがあります。
脱獄犯。森に隠れていた。鹿の死体をどかしたジョーを見つけてバスジャックを敢行した。
銃を持って支配者として逃亡に使うがバスのエンジンが止まってイライラし始める。
ジョーにバスを動かすように命令し、クイニーを連れて外に出て様子を見るもイライラ。
バスに戻ってレジーに鍵を渡して、動かすよう無茶振りしながらイライラしていた。
最後は外にいた夜の流浪者を探すが、相手にならず殺され、ノーマンたちに見せつけた。
感想
[個人的な評価]
本作はWOWOWにて先行で日本公開されています。
この作品はイタリア映画なんだけど、なぜかセリフが英語なのは世界を意識したのだろうか。
そんな事はどうでもいいが、今回は思い切った邦題詐欺とジャケット詐欺でした。
なぜこれを借りたのかと自分を問い詰めたくなるぐらいつまらなかったです。
低予算で作られているのはすぐに分かるが、こういう作品のメインとなるクリーチャーに自信がないから半分以上の時間は薄暗いです。
何度も何度も書いていますが、POVと並んで個人的に嫌いな演出手法です。
何が起きているのかしっかりと画面を観ないといけないが、そこまで引きつけるだけの面白さはないからタチが悪い。
それに物語が本題に入るまでの冒頭の20分はいらないし、途中で脱獄囚かバスジャックするエピソードにまったく意味がなかった。
まず、登場人物たちの関係性を描くつもりがないなら、さっさと本題に入るべきです。
しかし、ラストでは生還した5人の高校生に強い友情が生まれたと言っていたので、本当なら彼らの関係性をしっかり描かないといけない。
それとバスジャックが丸々バッサリとカットされても物語に影響がなく、単なる尺稼ぎにしか感じられなかった。
メインとなる高校生たちもギャーギャー騒ぐだけでうるさく、彼らを襲って返り討ちに遭った夜の流浪者は不憫すぎた。
ただ、それ以上に不憫なのは40年前だ妹を夜の流浪者に殺され、長年に渡って研究した男の末路があっさり過ぎるのもダメすぎる。
この作品にはまったくいいところがなく、3倍速で鑑賞しても時間のムダを感じました。
リンク
コメント