【エスター/ファースト・キル】VD-921

スポンサーリンク
あ行

作品データ

公開年月 2022/07/24
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 ウィリアム・ブレント・ベル
脚本 デヴィッド・コッゲシャル
製作 アレックス・メイス、ハル・サドフ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

裕福な一家であるオルブライト家の一人娘で6歳のエスターは、行方不明となってから4年の月日が流れていた。
そんなある日、エスターが見つかったという朗報が警察から届けられ、父、母、兄は数年ぶりの再会という奇跡を喜んでいた。
10歳となったエスターが家族と揃って幸せな生活を送るが、4年ぶりに戻った彼女は何かが変わっていたのだった。

登場人物&出演者

エスター(演:イザベル・ファーマン)

代表作に『エスター』、『ハンガー・ゲーム』などがあります。

主人公。病気のせいで見た目が10歳だが実際は31歳。ロシアの精神病院に収容されるも脱走をしていた。

行方不明の少女に扮してオルブライト家に来ると、アレンに男としての魅力に惹かれていた。
ドナン刑事に正体がバレて襲撃すると、トドメを刺したトリシアが真実の姿を見せられる。
最初からトリシアとガナーに正体がバレていて、利害の一致から共謀するも追い詰められる。
最後はガナーを倒してトリシアとガナーが高所から落ちて、生き残って里子に出される事に。

トリシア・オルブライト(演:ジュリア・スタイルズ)

近年の出演作に『ハスラーズ』、『水面に映る影』などがあります。

オルブライト家の母親。過去に娘を亡くしてしまい、夫との関係も微妙な状態が続いて不安定な生活を送っていた。

エスターが見つかって戻った事で夫が以前のようになり、生活も良くなって満足をしていた。
正体がバレたエスターがドナン刑事を襲撃し、後始末の為にトドメを刺して真実を暴いた。
過去に娘の息子が殺害して隠蔽しており、エスターが別人だと知っていて契約を交わした。
最後は邪魔になったエスターを消そうとするが、失敗して高所から落ちて死亡してしまう。

アレン・オルブライト(演:ロッシフ・サザーランド)

代表作に『タイムライン』、『ポゼッサー』などがあります。

オルブライト家の大黒柱で画家。地元で有力者な名家で金持ち。娘を失ってから絵を描いていない状態にある。

エスターが見つかった事から以前の自分を取り戻し、久しぶりに絵を描くようになっていく。
過去にエスターを息子が殺して妻が隠蔽した事を知らず、一人だけ悲しみを背負っていた。
順風満帆な生活で画廊で個展を開くまで立ち直るが、エスターが消えたと知って帰ってきた。
最後は家が火事となってエスターを助けるが、偽物と知って高所から落ちて死亡してしまう。

ガナー・オルブライト(演:マシュー・アーロン・フィンラン)

代表作に『傲慢な花』、『ニセモノ彼氏』などがあります。

オルブライト家の長男。大学生でフェンシングのチャンピオン。父親が有力者という事で何不自由なく生活する。

エスターが戻ってきた事に対して喜んでおらず、牽制するような言動で一定の距離を保つ。
実は過去にエスターへの過度な暴力で殺してしまい、事情を知る母親に後始末をさせていた。
エスターが偽物だと最初から知っていて、母親から話しを聞いて契約として家族を装った。
最後は契約が終わってエスターを殺そうとしたが、反撃を受けて呆気なく殺されてしまう。

シーガー先生(演:サマンサ・ウォークス)

代表作に『Santa’s Castle』、『Deadly Estate』などがあります。

精神科医。過去にエスターが通っていた児童心理治療施設の担当医。エスターの精神状態を診察する。

以前と違うエスターに違和感を持っていて、トリシアと一緒にいると異変について相談する。
途中でエスターに邪魔されて全部を話せずにいたが、音声記録では疑うような感じになる。
共謀するエスターとトリシアにより、アレンとの思い出の話しを聞く素直に信じてしまう。
最後は家事でオルブライト家が死亡し、一人生き残ったエスターを里親に出す手続きをする。

ドナン刑事(演:ヒロ・カナガワ)

近年の出演作に『アデライン、100年目の恋』、『GODZILLA/ゴジラ』などがあります。

長年に渡って行方不明となったエスターを探していた。ロシアでエスターを見つけた事でオルブライト家に引き渡した。

エスターがトリシアと一緒に行動していると、遠くから観察して様子をじっくりと見ていた。
挨拶する為にオルブライト家へ立ち寄るが、危機感を持ったエスターに邪魔されて帰った。
両親が出かけている間に来て、ガナーにトイレを借りると行ってエスターの指紋を採取した。
最後は正体がバレたエスターに刺され、後始末の為に来たトリシアにトドメを刺されて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は2009年に公開された『エスター』の続編で前日譚となります。
この作品は『デビル・インサイド』や『ザ・ボーイ』シリーズで知られるウィリアム・ブレント・ベルが監督を務めています。
14年ぶりの続編でありながら前日譚という事で、1作目よりも前の物語となるので時系列として本作の方が早い。
しかし、大きな問題として当時12歳だった主人公のエスターを演じるイザベル・ファーマンが26歳の成人女性となっている点だろう。
主人公のエスターは病気のせいで10歳から成長しない体となっているから、大人になったイザベル・ファーマンでは違和感しかない。
どうやら『ロード・オブ・ザ・リング』で使った昔ながらの遠近法を使っているが、イザベル・ファーマンの顔がすでに大人だから違和感しかありません。
最初から最後まで違和感が拭いきれず、体だけは子供で顔が大人の時点で前作のような大人を騙す説得力が欠けてしまっている。
『エスター』ではその正体が分からないまま物語が展開して、驚愕の衝撃を知ってから怒涛の展開となるから面白いと感じられた。
だが、本作はすでにネタバレした状態で始まるから、同じような事をしても面白味がないというのは分かります。
だからこそ、逆にエスターが追い込まれるような設定にしているが、前作ではサイコパスだったのに本作ではソシオパスとなっている。
同じようで実はまったく違っていて、エスターは子供の姿を使って知らずに追い込むキャラクターだからインパクトが生まれます。
でも、本作はネタバレした上に相手が自分と同じようなサイコパスであり、ラストの強引な終わり方もちょっと雑に感じてしまった。
やはり、一発ネタのような作品だったからこそヒットしたワケで、シリーズ化するべきモノじゃないと感じさせる内容でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました