【マダム・ウェブ】VD-1051

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2024/02/14
ジャンル サスペンス
原作 なし
監督 S・J・クラークソン
脚本 マット・サザマ、バーク・シャープレス、ほか
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ニューヨークで救急救命士として働くキャシー・ウェブは、ある日、救命活動中に生死をさまよう大事故に巻き込まれてしまう。
それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ね、自分に何が起きているのか戸惑う中、偶然にも出会った3人の少女が黒いマスクの男に殺される悪夢を見る。
それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けるべく不思議な力を使いながら何度も危機を回避していくのだった。

登場人物&出演者

カサンドラ・“キャシー”・ウェブ/マダム・ウェブ(演:ダコタ・ジョンソン)

近年の出演作に『チャチャ・リアル・スムース』、『説得』などがあります。

主人公。救急救命士。母親はアマゾンでクモの研究中に撃たれて死亡し、里親の元で育って単独行動を好む。

大事故に巻き込まれた事で予知能力が開花し、エゼキエルに狙われる少女たちを助ける事に。
状況が把握できないまま逃避行するが、母親の研究が関係あるとしてアマゾンへ向かった。
真実を知って暴走するエゼキエルから少女たちを助け出し、彼女たちのおかげで助けられた。
最後は盲目と車椅子となったが、アストラル体となって少女たちの未来をサポートをする。

ジュリア・コーンウォール(演:シドニー・スウィーニー)

代表作に『ザ・ウォード/監禁病棟』、『ノクターン』などがあります。

エゼキエルに追われる少女の一人で将来はスパイダーウーマンになる。両親が離婚し、父親の元へ来ている。

再婚した家庭では邪魔者扱いされており、自分の意見をハッキリと言えない気弱な性格。
キャシーに助けられた事で3人の中で最も彼女を頼りにして、真面目に指示に従っていた。
ベンの家で隠れていたが、メアリーの破水で病院に行くと彼女の状態を報告していた。
最後はエゼキエルが倒されれると、キャシーを慕ってマティやアーニャと一緒に過ごす。

マティ・フランクリン(演:セレスト・オコナー)

代表作に『ザ・スイッチ』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』などがあります。

エゼキエルに追われる少女の一人で将来はスパイダーウーマンになる。両親は海外出張で一人っきり。

常に友達と一緒に行動して明るく立ち回るが、大人への不信感を持っていて信用しない。
キャシーに助けられるも反抗的な態度を見せるが、事情を知ると素直に従っていった。
ベンの家に匿われるが、メアリーの破水で病院に行くも顔が監視システムにバレてしまう。
最後はエゼキエルが倒されれると、キャシーを慕ってアーニャやジュリアと一緒に過ごす。

アーニャ・コラソン(演:イザベラ・メルセード)

代表作に『トランスフォーマー/最後の騎士』、『エイリアン:ロムルス』などがあります。

エゼキエルに追われる少女の一人で将来はスパイダーウーマンになる。父親は強制送還され、母親も亡くなっている。

たった一人で生きている状態で、警察沙汰になると困る事から18歳まで行動を控えている。
キャシーに助けられるとマティと何かと意見が食い違うが、状況を知って協力していく。
真実を知るべく一週間もベンの家に匿われ、メアリーの陣痛から時間を細かく測っていた。
最後はエゼキエルが倒されれると、キャシーを慕ってマティやジュリアと一緒に過ごす。

ベン・パーカー(演:アダム・スコット)

代表作に『アビエイター』、『ピラニア3D』などがあります。

キャシーの同僚で救急救命士。キャシーが他人との付き合いが悪いと理解している上で良き友人となっている。

弟が海外出張している事から義理の妹の面倒を見ていて、パーティにキャシーを誘っている。
エゼキエルに追われている少女たちを匿うべく、キャシーに頼まれて疑わず引き受けていた。
一週間も少女たちを匿ったが、メアリーが破水した事によって緊急に病院へ連れて行った。
最後はエゼキエルの襲撃からキャシーに助けられ、メアリーを病院に連れて無事に出産した。

メアリー・パーカー(演:エマ・ロバーツ)

代表作に『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』、『ザ・ハント』などがあります。

ベンの弟リチャードの妻で義理の妹となる。現在は妊娠中でベビーシャワーのパーティを開いていた。

女性だけのゲームでキャシーが参加するが、母親との思い出がないと知って気まずくなる。
三人の少女がエゼキエルに狙われている事から、ベンの家で一緒に面倒を見ていた。
予定よりも4週間も早く陣痛に襲われ、破水した事で緊急に病院へベンたちと向かった。
最後はキャシーのおかげで助けられ、無事に赤ん坊が生まれてベンとともに喜んでいた。

コンスタンス・ウェブ(演:ケリー・ビシェ)

代表作に『アルゴ』、『ラプチャー/破裂』などがあります。

キャシーの母親。ペルーのアマゾンで珍しいクモの研究をしていた。臨月でありながら研究を続ける。

エゼキエルを助手にして地道な研究をするが、臨月で限界を迎えても頑なに続けようとする。
ようやく目当てのクモを発見して喜んでいたが、エゼキエルの裏切りで重傷を負ってしまう。
実は生まれる娘が難病に冒されており、治療する為にアマゾンのクモを見つけようとした。
最後は「ラス・アラニャス」に運び出され、無事にキャシーを産むが命を落とす事になる。

サンティアゴ(演:ホセ・マリア・ヤスピク)

代表作に『不倫する肉体』、『ノー・セインツ/報復の果て』などがあります。

「ラス・アラニャス」のメンバー。クモを研究していたコンスタンスをずっと見守っていた。

エゼキエルの裏切りでコンスタンスが重傷を負うと、見捨てる事ができずキャシーを助けた。
答えを知る為にアマゾンへ来たキャシーに真実を教え、更なる能力の開花を説明していた。
最後は真実を知ったキャシーには多くの可能性があると示し、彼女を見送っていった。

アマリア(演:ゾーシャ・マメット)

代表作に『トッド・ソロンズの子犬物語』、『アンダー・ザ・シルバーレイク』などがあります。

天才ハッカー。エゼキエルから多額の報酬を得て協力している。全世界を監視するシステムを任せられる。

未来でエゼキエルを殺害する三人の少女を探すべく、危険すぎる監視システムを使っていく。
運良く駅で三人の少女が集ってエゼキエルに報告するが、キャシーのせいで邪魔されていた。
キャシーがコンスタンスの娘だとエゼキエルに伝え、監視システムで少女たちを探し出す。
最後はメアリーを病院に送るベンの車から、マティを探し出してエゼキエルに伝えていった。

エゼキエル・シムズ(演:タハール・ラヒム)

代表作に『屋敷女』、『ナポレオン』などがあります。

実業家で大富豪。数十年前にペルーのアマゾンでクモを研究するコンスタンスに雇われた護衛役を務めた。

奪ったクモから超人的な能力を得るが、三人の少女に殺される未来から逃れようと画策する。
苦労して手に入れた監視システムで少女たちを見つけるが、キャシーに何度も邪魔される。
メアリーを病院に送るベンの車からマティが見つかると、抹殺しようとするも失敗した。
最後は能力を覚醒させたキャシーの力に翻弄され、最終的に彼女によって倒されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』において第4作目となります。
この作品は『トースト/幸せになるためのレシピ』で知られるS・J・クラークソンが2作目となる長編映画監督作となります。
今回は女性が物語の中心となっていて、更に様々な人種が登場する意味で多様性を目指している現代らしい作品となっています。
何より監督のS・J・クラークソンも女性であるから、これまでのマーベル映画とは少し違った雰囲気となっています。
それに派手なアクションよりもサスペンスが強調されており、予知能力という表現の難しいテーマの演出は悪くなかったです。
ただ、未来を予知する超能力については、ニコラス・ケイジの『NEXT/ネクスト』ですでにやっていました。
こちらの作品では主人公が自由自在に予知能力を上手く使っていて、同じテーマの本作はどのような演出なのか気になっていました。
ニコラス・ケイジの作品よりも17年も経過している本作ですが、残念ながら超えるほどの出来ではなかったです。
そもそも、本作は超能力バトルがメインじゃないから仕方ない部分だが、せっかくのマーベル映画だったから派手な演出が欲しかったです。
あとは似たような目に見えない超能力ならば、ベン・アフレックの『デアデビル』も「レーダーセンス」のような演出も期待していました。
この作品は20年前ですが、本作は映像の面では劣っていたと感じたので物足りなさがあったと思います。
ただ、本作におけるメインのテーマであるスパイダーウーマンたちによる協力、主人公によるリーダーとしての序章として良かったと思います。
時代設定が2000年前半だから今とは少し違った雰囲気ながら、4人の女性による掛け合いは作品の魅力となっていました。
本作は公開のタイミングが悪く、批評家たちにこき下ろされたせいで興行収入が悪かった点は非常に残念だと思っています。
しかしながら、全体的に説明不足な部分が多くなっていて、もっとエピソードを厚くしないとダメだと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました