作品データ
公開年月 | 2020/10/16 |
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ジャンル | アドベンチャー/アクション |
原作 | なし |
監督 | マイケル・マシューズ |
脚本 | ブライアン・ダッフィールド、マシュー・ロビンソン |
製作 | ショーン・レヴィ、ダン・コーエン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
世界はある日突然、不気味な巨大モンスターの侵略で崩壊し、その7年後、運良く生き残った人類は地下のシェルターで暮らしていた。
ジョエルはガールフレンドのエイミーが生存しているとラジオで知り、彼女はシェルターから約135キロも離れた場所にいると判明する。
危険を承知で地上へ出たジョエルは、道中で出会った二人の生存者とモンスターをかわしながらエイミーの居場所を目指すのだった。
登場人物&出演者

近年に出演作に『バンブルビー』、『メイズ・ランナー:最期の迷宮』などがあります。
主人公。7年前に突然変異したモンスターから助かり、コロニーではスープ作りと絵を描いていた。
エイミーのコロニーに何かあって、意を決して130キロ離れた彼女の元へ向かおうとする。
犬のボーイに出会い、その後もクライドとミノウとの出会いで訓練して強くなっていく。
エイミーと再会するも以前と違った関係に戸惑い、コロニーの危険を知って帰ろうとする。
最後はブルックス船長の企みを潰し、コロニーに帰って仲間と再会して山を目指した。

代表作に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『アンダーウォーター』などがあります。
ヒロイン。7年前にジョエルと付き合っていた恋人。7年前の出来事で母親を心配して別行動を取った。
ずっとジョエルとは音信不通だったが、無線で必死に探し当てた彼との連絡で希望を持つ。
コロニーがモンスターに襲撃を受けたが、ジョエルが無線を入れて助けてもらったと説明。
ジョエルとの恋人としての関係は終わったと話し、ブルックス船長と海に出ると話した。
最後はブルックス船長の企みを潰し、ジョエルの助言通りに山を目指して旅立った。

代表作に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ボス・ベイビー/ファミリー・ミッション』などがあります。
クライドとともに北のコロニーを目指す少女。過去にクライドの息子と地下鉄で暮らしていた。
クライドの息子が殺され、安全だと思われる北のコロニーを目指して二人で旅をしていた。
穴に落ちたジョエルを助け出すと、あまりにも情けない姿を見ていられず訓練させる。
ボウガンの腕が上がったジョエルを認めるが、分岐点に入って別れが来ると惜しんでいた。
最後はクライドと雪山の上にある家からジョエルを聞いて、言葉をパクられたと呟く。

近年に出演作に『ファンタジー・アイランド』、『ブライトバーン/恐怖の拡散者』などがあります。
ミノウとともに北のコロニーを目指して旅する中年男性。息子をモンスターに殺されている。
穴に落ちていたジョエルを助け出し、モンスターの知識と戦う為の訓練を施していた。
戦闘でまったく使えなかったジョエルに知識と訓練を施し、以前よりも強く鍛えていた。
目的地が分岐するところでジョエルと別れを告げ、ミノウとともに北のコロニーを目指した。
最後はミノウと山の上にある家を見つけ、ジョエルの無線から流れる声を聞いていた。

代表作に『BILLABONG/ビラボン』、『オキュペーション/侵略』などがあります。
船で海を航行しながら安全な場所を探している。仲間たちとエイミーのコロニーを訪れて助けていた。
自家製のビールを作っていて、年寄りばっかりのエイミーのコロニーで世話になった。
彼らを安全な場所に連れて行く為に準備させ、旅したジョエルの経験も必要と話していた。
その正体は食料や燃料を求めてコロニーの人間を騙し、カニのモンスターに食べさせる。
最後はジョエルがカニと対等に戦って解放させられると、怒りで仲間たちと食われた。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
アメリカ本国では劇場公開されていますが、日本ではNetflixで配信公開されています。
『第93回アカデミー賞』にて視覚効果賞にノミネートされている作品です。
隕石を核兵器で破壊したが、そのせいで動植物が突然変異して、モンスターとなったせいで人間社会が崩壊する世界観。
すべての動植物がモンスターのような感じになるが、どう考えても世界中に分布している人間にも影響があってもおかしくない。
その出発点で大きな疑問を持っていたが、どうやら人間は動植物とは違う特別扱いにしている感じで説明はなかったです。
人間までも突然変異してしまったら、物語が複雑になりそうなので、そこら辺を避ける為にそうしたかもしれない。
物語としてはタイトルにあるような感じで、主人公を動かすのは7年も片思いしていた恋人への愛で成長をしていきます。
とは言っても、7年という設定の意味はよく分からないが、ちょっとばかり長過ぎたような気がしてならない。
7年も地下シェルターで生活しているならば、普通の暮らしができるはずもなく、一定の安全性を得ているならサバイバルはできない。
主人公なんて両親を目の前で失ったトラウマでモンスターを目前にして固まるのに、四六時中狙われる外で生き残る可能性は皆無です。
しかし、その主人公は強運すぎる感じで生き延びるが、そこら辺のリアリティを完全に無視して突っ走っていました。
それはそれでいいかもしれないが、土台までもファンタジーになってしまうと、何でもアリ状態になって緊迫感がなくなってしまう。
あくまでファミリー向けに近い要素にしているせいで、細かい部分を無視したのはいいけど、外の世界に潜む危険性の説得力がなくなっていた。
安全な地下シェルターでマトモに動けないような主人公が外の世界で生き延びたのは、単なる主人公補正にしか感じられなかったです。
肝心の恋人への愛は分かるけど、7年もあれば人は変わるのは当然だが、やはり、男はいつまでもバカなのだろうか。
ずっと片思いする一途な男性と違って、女性は当たり前のように恋人を作って、下手をすれば子供まで作っているパターンが非常に多い。
やはり、夢と理想を追う男性より、現実的に物事を進めていく女性の違いがあるから、本作もそういうパターンになったのだろう。
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