【カンフー・ゾンビ】RE-3480

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作品データ

公開年月 1981/10/01
ジャンル コメディ/アクション
原作 なし
監督 フア・シャン
脚本 フア・シャン
製作 ミン・パル
製作国 香港
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

町のチンピラであるロー・タイと手下たちは、恨みを持っていたフォン・パンに復讐しようと道士を雇ってキョンシーで倒そうとした。
いざフォン・パンを呼び出すが、道士の手違いでロー・タイがキョンシーに殺され、幽霊となって肉体を求めるようになる。
その頃、フォン家と敵対関係にあったレン家の殺し屋が町にやって来ると、長年の復讐を遂げる為に戦いをパンに挑むのだった。

登場人物&出演者

フォン・パン(演:ビリー・チョン)

代表作に『魔界天書』、『ドラゴンカンフー・水晶拳』などがあります。

主人公。フォン家を受け継ぐ為に父親から厳しい修行を受けるが、普段は面倒くさがり屋でドラ息子と言われる。

ロー・タイから勝負を挑まれ、圧倒する中でゾンビを召喚されるも簡単に返り討ちをした。
敵対するレンがやって来るまで、父親から無限のスタミナが身につく修行でレベルアップ。
レンを一度倒すも「七傷七殺拳」で復活され、亡くなった父親にロー・タイの魂が乗り移る。
最後はロー・タイの魂を父親の体から出し、駆けつけた僧侶の法力を借りてレンを倒した。

フォン(演:チャン・タオ)

代表作に『Bruce the Super Hero』、『Fatal Command』などがあります。

パンの父親。フォン家とレン家が長年に渡って敵対し、対決する日に備えた息子を鍛錬していた。

真面目に修行をしないパンにブチ切れていて、ドラ息子だと言い放って鍛えようとする。
パンの方がカンフーの実力が勝っていて、追いかけるも持病の心臓病で発作を起こしていた。
二度目の発作が本当に死んでしまい、その死体をロー・タイの魂を入れられて暴れていた。
最後はレンの部下に成り下がるが、法力を得たパンによって元の肉体に戻されて成仏した。

道士(演:ラウ・チャン)

代表作に『吼えろ!ドラゴン起て!ジャガー』、『レスリー・チャンの神鳥英雄伝』などがあります。

修行に励んでいる道士。ロー・タイに雇われ、死体を蘇らせる術を使ってキョンシーを作り出す。

ロー・タイから報酬をもらう為に死体を蘇らせるも、失敗しながらなんとか準備をした。
キョンシーたちが誤ってロー・タイを殺害し、幽霊となった彼に新しい肉体を迫られていた。
レンを使おうとして実は生きていて拒否されると、パンの父親の死体にロー・タイを入れた。
最後はパンがレンを倒し、ロー・タイを元の死体に戻すと、自由になって喜んでいた。

老二(演:ヤン・シャオ)

代表作に『チャイニーズ・ウォリアーズ』、『炎の大捜査線』などがあります。

ロー・タイと義兄弟の契を結んでいる。メガネをかけて、大きなホクロからまとまった毛が生えている。

いつも老二と一緒に行動していて、死体が必要だという事で墓地で墓を掘り出していた。
ロー・タイがパンと対決したが、キョンシーが間違えて兄貴を襲って殺すと一目散に逃げた。
パンの父親の肉体で復活したロー・タイが危険と聞いて、安全だと言われた刑務所に入った。
最後はロー・タイを倒す為にパンたと合流するが、復活したレンの連撃によって殺された。

老三(演:ウェイ・フー)

代表作に『ファイナル・ドラゴン』、『Long she xia ying』などがあります。

ロー・タイと義兄弟の契を結んでいる。小太りで顔にそばかすを持つ。実はちゃんとした家と娘がいる。

いつも老二と一緒に行動していて、死体が必要だという事で墓地で墓を掘り出していた。
ロー・タイが間違えてキョンシーに殺されると、老二とともに一目散に逃げ出してしまう。
復活したロー・タイが怖くなって、道士に言われた寺院が安全と言われてさっさと入った。
最後はロー・タイを倒す為にパンたと合流するが、復活したレンによって呆気なく殺された。

ロー・タイ(演:チェン・カイン)

代表作に『The Eagle Fist』、『True Colors』などがあります。

町のチンピラ。過去に金を盗んで逃げようとしたところでパンに邪魔され、一年間も刑務所に入ってしまう。

金もパンに取られてしまっていて、その恨みから復讐しようと道士を雇って倒そうとした。
道士を使ってキョンシーで倒そうとしたが、失敗して逆に自分が襲われて死亡してしまう。
幽霊となって道士に付きまとって肉体を得ようとして、パンの父親の死体に入って暴れる。
最後はレンの強さに服従して義兄弟を襲うが法力を得たパンに元の死体に入って成仏した。

レン(演:クォン・ヨンムン)

代表作に『Diao shou guai zhao』、『Heukryeong tongcheobjang』などがあります。

長年に渡ってフォン家に恨みを持っている。殺し屋として多くの人間を殺していて、警察から指名手配されている。

ようやくフォン家を見つけると、家まで乗り込んで勝負を挑むとパンと激闘を繰り広げた。
父親との特訓で無限のスタミナを手に入れたパンに押され、僅差で結局は倒されてしまう。
ロー・タイたちに魂の器にされそうになるが、「七傷七殺拳」を使い吸血鬼として復活した。
最後は炎の拳を使ってパンと二度目の対決をするが、法力をまとった彼に勝てず成仏した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『香港ムービー最強セレクション』の第9弾としてDVD化された作品です。
80年代の香港のゾンビ映画という事で、必然的にキョンシーが登場していきます。
中国ではゾンビの事は自動的にキョンシーとなるが、本作は当時の王道であるコミカルな演出が多かったです。
ハッキリ言って、コミカルな演出に笑えるのは最初だけで、これが何度も繰り返すので最後の方は真顔になってしまう。
同じような事を何度も繰り返して笑いを取ろうとしているのか、単純に何も思いつかずに同じ事をやっているのか分からない。
しかも、そのコミカルなシーンでは主人公やストーリーとほとんど関係なく、ムダに時間を使っているだけに感じられない。
必然性のないシーンと脇役によるどうでもいいコミカルなのに、まったく笑えない状況が続けてくると厳しくなる。
しかし、カンフーアクションに関してはしっかりしていて、主人公を演じるビリー・チョンの動きにキレがありました。
80年代のカンフー映画というのは合わせるような動きが多いけど、本作はガチでちゃんとやっていたのは良かった。
ただ、どうしても中だるみのコミカルなシーンが大きく足を引っ張っていて、せっかくのカンフーアクションも潰してしまっている。
100分を超えてしまっている作品だが、どう見ても10分以上は削ってもいいぐらいムダなシーンが多かった気がする。
あとは珍しくヒロインが不在の状態がずっと続いていて、終盤で思い出したように女性を登場させるも必要がなかった。
ストーリーも脇役に分散してしまって中だるみしたが、素直に主人公と敵対する悪役との戦いだけにすれば良かった。
つまり、脇役によるコミカルなシーンは丸ごといらないし、そもそも面白くないから必要性がまったくないです。

コメント

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