【編集霊/deleted】VD-1067

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作品データ

公開年月 2023/01/13
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 千葉誠治
脚本 千葉誠治
製作 千葉誠治
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

撮影が終わったばかりのホラー映画「dammed caves」の仕上げ作業が忙しい監督らに代わり、下っ端のアシスタントプロデューサーの良成と編集助手の和佐に一任される。
編集を始めた和佐は洞窟のシーンに謎の白い物体が映り込んでいるのを発見し、上司に相談するもろくに確認されず没にされてしまう。
しかし、その晩に上司が何者かに惨殺され、プロデューサーはその事件を無視して仕上げを続けるように良成たちへ命じるも次の殺人が起きてしまうのだった。

登場人物&出演者

良成(演:正木郁)

代表作に『シュウカツ』シリーズ、『ストリートを探偵してみた』などがあります。

主人公。アシスタントプロデューサー。上司に付きっきりで仕事を覚える状態で、何かと雑用をさせられる。

忙しいという理由で和佐と協力して編集をしていくが、白い物体について気になっていた。
編集マンが謎の死を遂げた事で本格的に編集を任されるが、上司の指示通りに動いていた。
連絡がつかなくなった上司の自宅まで行くが、変死していると知って急いで和佐の元に戻る。
最後は幽霊に攻撃するも通じず、出演シーンをカットしないと約束して彼女を昇天させた。

和佐(演:佐藤日向)

代表作に『茅ヶ崎物語/MY LITTLE HOME TOWN』、『闇金ドッグス8』などがあります。

ヒロイン。編集助手。専門学校を卒業したばかりで、上司の編集マンが忙しい理由から映画の編集を任される。

作品に入れ込むクセを持ってしまい、そのせいで何度も上司から客観性について怒られる。
白い物体を発見するも上司からカットされるが、彼の変死によって映像を復活させるか悩む。
黒川が監督に会おうとして勝手に映像をイジられるが、まったく気づかず幽霊に遭遇した。
最後は幽霊の出演シーンをカットしないと約束し、それによって昇天させて助かっていた。

須賀原(演:古谷大和)

代表作に『リアル人狼ゲーム/戦慄のクラッシュ・ルーム』、『MANKAI MOVIE』シリーズなどがあります。

ホラー映画「dammed caves」の殺される役として出演した俳優。新人で仕事を選べる立場ではない。

ようやく手に入れた映画の仕事であったが、撮影中にモニターで白い物体を発見していた。
同級生だった編集の和佐に聞こうとするもできず、ずっと気になって後日彼女に話した。
撮影現場が気になって独自に調べると、白骨化した女性の死体を見つけて和佐に連絡した。
最後は死体が監督の作品でオーディションに落ちた女優で、和佐たちに説明をしていた。

黒川(演:吉武千颯)

代表作に『ドラレコ霊』などがあります。

ホラー映画「dammed caves」の主演女優。アニメ声が特徴的。監督には全身全霊のアピールをする。

ホラー映画の主演として監督から細かい演技指導を与えられ、しっかりとこなしていた。
自分の出番を終えて編集作業中だと知っていて、撮休だと聞いて差し入れを持ってきていた。
和佐から監督はいないと言われてガッカリし、勝手に映像を変えるも何も言わず退散した。
最後は怒られると思って戻ろうとしたが、謎の人物に遭遇してあっさりと殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は千葉誠治が監督、脚本、プロデューサー、編集を務めています。
この作品は特殊メイクの第一人者である梅沢壮一が参加しています。
超低予算で作られたジャパニーズ・ホラーであるが、全体的になんだか物足りないような印象を受けました。
予算の問題もあるだろうけど、どうしても幽霊の演出が限定されているせいでインパクトがあまり感じられなかった。
何人か登場人物が惨殺されているが、これも予算の都合で事後しか演出できずに説得力に欠ける部分が大きかったです。
何より主人公たちを追い詰めるはずの幽霊について、全面的に出せないせいで怖さが足りなくなる現象に陥っていました。
幽霊の正体が終盤で明かされるけど、それまでの不気味さが足りないせいで生きている人のように見えてしまった。
意図的かもしれないが、生きている人間の可能性になると余計に説得力が失われるような逆効果があったと思います。
最もインパクトに残るはずの登場の仕方も、結局はあの貞子に似たような感じになってオリジナリティに欠けると感じました。
いくら超低予算であっても、あらゆる工夫をした上で計算された演出があれば面白い作品に引き上げる事ができます。
しかし、本作の千葉誠治監督は作品を形にするだけで精いっぱいであり、なんだか物語の内容とダブっていると感じました。
超低予算の嘆きというのが伝わってくるが、それは言い訳でしかなく、才能あるモノは限られた素材でも良いモノは作れます。
残念ながら今回の千葉誠治監督にはそのような力は感じられず、熱意も伝わってこなかったのは痛かったです。

コメント

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