スパイダーマンは何度も映画になっているけど違いがわからない
スパイダーマンはみんな同じじゃないのか?
公開が待ち望まれる『Spiderman3(原題)』についての新情報が公開され、過去のスパイダーマンたちが登場するという噂があります。
今回は実写映画化された三人のスパイダーマンの違いについて解説します。
ワタシは2009年5月25日から『脳内ミニシアター改』というブログで映画のレビューを書き続け、現在は2000本近い数を書き溜めています
更新日:2020/10/30
スパイダーマンとは
先に少しだけスパイダーマンについての歴史を軽く解説します。
1962年8月の「Amazing Fantasy #15』にて、原作をスタン・リー、作画をスティーヴ・ディッコが務めています。
主な愛称に「スパイディ」や「親愛なる隣人」が有名で、コンセプトとしては当時の若者たちが共感するキャラクターでした。
当時のスーパーヒーローは成功した大人が多かったが、スパイダーマンであるピーター・パーカーは平凡なティーンエイジャーで、多くの若者の支持を得ました。
実は日本でも東映がマーベル・コミックと契約して、特撮テレビドラマとして1978年~1979年の1年に渡って放映され、コアなファンを獲得しています。
実はこの東映版「スパイダーマン」に登場する巨大ロボットの設定、悪役側の組織構図など、これは後年の「スーパー戦隊シリーズ」に引き継がれる大きな貢献をしています。
三人のスパイダーマン
では、実際に実写映画化された三人のスパイダーマンについて解説します。
同じようで微妙に設定が違ったり、相手役が違ったりとそれぞれ魅力があります。
人間関係
ヒロイン | 親友 | |
---|---|---|
トビー・マグワイア版 | メリー・ジェーン・ワトソン | ハリー・オズボーン |
アンドリュー・ガーフィールド版 | グウェン・ステイシー | なし |
トム・ホランド版 | ミシェル・ジョーンズ | ネッド・リーズ |
原作のピーター・パーカーの歴代恋人には、グウェン・ステイシー、メリー・ジェーン・ワトソン、リズ・アレン、ベティ・ブラント、カーリー・クーパーと非常に多い。
一方で親友は作品によって違っているが、アンドリュー・ガーフィールド版のピーター・パーカーとグウェン・ステイシーの物語を集中させて登場しませんでした。
三人のスパイダーマンの能力の違い
実は映画版だとそれぞれのスパイダーマンによる微妙な設定の違いもあります。
一番わかりやすいのはスーツのデザインの違いだが、能力も微妙に違っています。
基本的な能力については共通しているので一覧表にしています。
- 壁に手足が吸着して移動できる
- スパイダーセンスによる危機回避
- 自動車を簡単に持ち上げ腕力
- 天才級の頭脳を持ち、特に科学方面に強い
- 鋭い聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚
- よくしゃべる
このように三人のスパイダーマンに共通している能力です。
唯一、トビー・マグワイア版では手首から直接クモの糸を出すが、他のアンドリュー・ガーフィールド版とトム・ホランド版は自作したウェブ・シューターという装置から出しています。
更にトム・ホランド版ではアイアンマンことトニー・スタークから特殊なスーツをもらい、本来持っている能力以上の性能を持っているのも大きな特徴です。
三人のスパイダーマンが戦ったスーパーヴィラン
もちろん、スパイダーマンが戦ってきたスーパーヴィランもそれぞれ違います。
原作から古参のスーパーヴィランから、人気のスーパーヴィランまで色々と登場しています。
- トビー・マグワイア版
- グリーン・ゴブリン
- ドクター・オクトパス
- サンドマン
- ヴェノム
- アンドリュー・ガーフィールド版
- リザード
- エレクトロ
- グリーン・ゴブリン
- ライノ
- トム・ホランド版
- バルチャー
- ショッカー
- ティンカラー
- ミステリオ
「グリーン・ゴブリン」だけが二度登場しているだけで意外にも被っていません。
未登場で人気のあるスーパーヴィランだと、カーネイジ、スコーピオン、クレイブン・ザ・ハンター、ホブゴブリン、ハイドロマンが残っています。
ただ、人気者の『ヴェノム』は単独の作品で出ているため、スパイダーマンとのクロスオーバーの可能性を示唆されているので、近い将来は激突するでしょう。
まとめ
トム・ホランド版の『Spiderman3(原題)』ではドクター・ストレンジが登場します。
そこでマルチバースの概念が使われ、かつてピーター・パーカーを演じてきたトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドがソニー・ピクチャーズと契約した事から、別次元のスパイダーマンとして登場する噂があります。
そして、メインのスーパーヴィランとしてクレイブン・ザ・ハンターではないとささやかれている。
前作ではスコーピオンとなるキャラクターがちょい役で出ていますので、もしかすると、出てくる可能性があると思っています。
ただ、気になるのは他のピーター・パーカーと現状のピーター・パーカーがどのような関わり合いをするのか、敵になるのか、単なるアドバイザーとして登場するのか。
確実に言えるのは、マーベルが展開する『マーベル・シネマティック・ユニバース』にとって、大きな出来事になるのは間違いないでしょう。
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