作品データ
あらすじ
カリフォルニアの砂漠地帯に未確認飛行物体が墜落し、米軍の極秘ユニット“対異星人防衛部隊(ADU)”の女性兵士フェアチャイルドたちが現地へ向かう。
フェアチャイルドたちがそこで遭遇したのは、怪物を輸送する「刑務所船」で、墜落した衝撃で移送していた巨大な地球外モンスターに襲撃される。
更にモンスターを追ってきた巨大未確認飛行物体が出現し、軍の上層部は衛星核ミサイルによる攻撃のカウントダウンが開始されるのだった。
登場人物&出演者
・ステラ・フェアチャイルド(演:コニー・ジョー・セクリスト)
代表作に『The Dry Blade』、『It’s What’s On the Inside』などがあります。
主人公。特技兵。MITを卒業し、空軍と海軍で経験を積んでいる。シェパード曹長の後任として現場に赴く。
宇宙船が墜落した情報から現地調査に部隊が行く中、訓練兵として基地に残りデータ分析。
シェパード曹長が音信不通になって責任者となると、追跡を提案してボブたちと現場に行く。
行方不明だったシェパード曹長と合流し、基地で残りの一体の地球外モンスターを倒した。
最後はシェパード曹長と協力し核ミサイルを宇宙船に撃ち込み、地球破壊の阻止に成功した。
・ボブ(演:マーク・バレリアーノ)
代表作に『ザ・トランスフォーム/地球外機械生命体』、『Sweet Taste of Souls』などがあります。
異星人テクノロジーの専門家。ADUに所属しながらも基礎訓練を終えておらず強制的にやらされていた。
近くで宇宙船の墜落情報が入ると、現地調査に向かう部隊を見送り宇宙人の兵器を調整する。
フェアチャイルドが責任者になって、シェパード曹長たちを探す為に無理やり連れ出される。
宇宙船を破壊する為に飛来する核ミサイルを重力で操り、シールドを突破させるようとした。
最後は地球外モンスターに食われるが、丸呑みされたおかげで死なずに生還を果たした。
・マテオ(演:チェリッシュ・ホーランド)
代表作に『It’s Not You, It’s Me』などがあります。
対異星人防衛部隊“ADU”の兵士。基礎訓練を終えていなかったボブを連れ出して仕上げていた。
宇宙船が墜落した連絡が入ると、襲撃に備えて宇宙人から拝借した兵器をボブから渡された。
シェパード曹長たちを探すべく現地調査するが、地球外モンスターに襲われて応戦していた。
宇宙人の兵器が動いて喜んでいたボブを殴り倒し、現実に仲間を失った事を主張していた。
最後はトイレで顔を洗っていた時に地球外モンスターに襲われ、殺されると食われてしまう。
・シェパード曹長(演:アンソニー・ジェンセン)
代表作に『パラサイト/禁断の島』、『しりょうこうこう2』などがあります。
対異星人防衛部隊“ADU”の現場指揮官。新たに配属されるフェアチャイルドが後任と知って訓練教官を務める。
すぐに現地調査をしたいフェアチャイルドの申し出を退け、基地でのデータ分析させていた。
現地で地球外モンスターに襲われて部下を二人を失いながら、一人でなんとか生き延びる。
ヘリオンが発動されるが、メイウェザー大佐を説得して核ミサイルを自分たちに向かわせた。
最後はボブの提案で核ミサイルを宇宙船の主砲に当てて破壊し、地球の危機を辛うじて救う。
・モーラ軍曹(演:シャロン・デジレ)
代表作に『シャークネード/ラスト・チェーンソー』、『MEGALODON/ザ・メガロドン』などがあります。
メイウェザー大佐の元で従う女性兵士。シェパード曹長の元に行くフェアチャイルドの資料を用意していた。
シェパード曹長と面識がなく紹介され、フェアチャイルドの有能さについて軽く説明した。
連絡が取れなくなったシェパード曹長を心配し、嘆いていたメイウェザー大佐の話しを聞く。
ヘリオンが発動され、現地にいたシェパード曹長たちを救助するべく宇宙人の宇宙船を使う。
最後は宇宙船をすべて排除し、地球外モンスターに襲われるシェパード曹長たちを助けた。
・メイウェザー大佐(演:トム・サイズモア)
近年に出演作に『ブラックウォーター/潜水艇ナルコサブ』、『デイ・アフター・トゥモロー2021』などがあります。
最前線で宇宙人を調査するシェパード曹長とは盟友。シェパード曹長たちの活動を高く評価している。
引退間近のシェパード曹長に対し、新たに派遣するフェアチャイルドが後釜になる伝えた。
シェパード曹長からの連絡が途絶えフェアチャイルドに変わるが、ヘリオンの発動を考える。
宇宙人の母船が登場しヘリオンを発動させ、シェパード曹長の作戦に合わせ軌道を変えた。
最後はモーラが操縦する宇宙船で現場に行き、地球外モンスターを殺害して彼らを助けた。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給の作品となります。
邦題は完全に話題作である実写映画化した『モンスターハンター』を意識しています。
当然ながら、ジャケットにいる美人の女性兵士と武器は登場しないが、地球外モンスターはちゃんと出ていました。
冒頭からアサイラム製作のクォリティが分かる雑なCGの宇宙船が出てきて、大サービスで地球外モンスターもハッキリと出ていました。
いつもなら引き伸ばすところだが、本作では気合いを入れて三体も作っているが、クォリティの方はいつも通りでした。
予算と時間がないので、冒頭から世界観の設定をナレーションで軽く説明し、いきなり地球外モンスターを登場させるテンポの良さがありました。
今回はアサイラム製作とは思えないぐらいテンポが良かったし、いつものようなグダグダな感じがなくて意外でした。
余計な人間ドラマを展開させず、頭数で揃えた兵士たちもあっさりと退場させ、メインだけを残す流れは鮮やかだと感じました。
その為、登場人物たちは単なる物語を進める為だけでしか動かず、主人公だと思っていた派遣された女性兵士もほとんど役に立っていなかった。
そんな中でトム・サイズモアが冒頭で登場して、首を忘れてしまったのか、着ていた軍服がとても苦しそうで大丈夫なのかと思いました。
しかも、マイケル・マドセンやスティーヴン・セガールと同じように、同じ部屋にいてほとんど動かなかったです。
途中で立ち上がって窓の外を見ていて、部下に対して過去に事を思い出しながら語る演技で魅せようとしていました。
このまま退場すると思ったら、最後はちゃんと現場に出て地球外モンスターを倒して、主人公たちを助けたから上記の二人よりマシに思えました。
アサイラム製作の割にテンポが良かったのは驚きだが、普通なら鑑賞しないような低予算のSFアクション映画でした。
リンク
コメント