作品データ
あらすじ
過激な動画を配信して人気を集めるブロガーのコールは、「究極のリアル脱出ゲーム」への参加招待を受けて仲間とロシアにやって来る。
ゲームの舞台はモスクワ郊外にある監獄という不気味な廃墟で、そこに仕掛けられた数々のトラップをクリアし、囚われた仲間を制限時間内に救い出さなければならない。
コールは全世界にライブ配信しながら、この前代未聞のスケールを持つ脱出に挑戦を開始するが、それは単なるゲームじゃないと気付くのだった。
登場人物&出演者
・コール(演:キーガン・アレン)
代表作に『パロアルト・ストーリー』、『ムービング・ロマンス』などがあります。
主人公。人気のブロガー。10年に渡って動画を配信して、世界中を旅して人気を博している。
ダッシュの提案でモスクワの大金持ちアレクセイから、特別な脱出ゲームに参加していく。
当初は単なるゲームと楽しんでいたが、命の危険にさらされた事で顔色が変わってしまう。
エリンや仲間たちが殺され、アンドレイがグルと分かって怒りを持ちながら脱出を果たす。
最後は出迎えたアンドレイを怒りで撲殺し、ネタバレされて事実を知ると呆然としていた。
・エリン(演:ホランド・ローデン)
代表作に『Cry of Fear』、『ダスト』などがあります。
ヒロイン。コールの恋人。人気者であるコールじゃなく、一人の人間として接している。
ブロガーであるコールが自分よりファンサービスに励んでいる事に対して不満を持っている。
脱出ゲームが始まると、水が溜まるタンクの中に閉じ込められ、何かのカギを持っていた。
ギリギリで助けてもらうが、ギャングに捕まって拷問を受けて、コールの前で射殺された。
最後はすべてがゲームでコールを出迎えたが、アンドレイを撲殺した事で悲鳴を上げた。
・トーマス(演:デンゼル・ウィッテカー)
代表作に『バッド・ルーテナント』、『ブラックパンサー』などがあります。
コールの子供時代からの親友。今回のモスクワ行きでサプライズゲストとして同行した。
普数年ぶりにコールと再会して、調子に乗って飲み過ぎたせいで翌日はダウンしていた。
脱出ゲームが始まると、両手を釣り上げて絞り込む拷問器具に繋がれて助けを求めた。
ギャングに捕まると拷問を受けて、メガネを壊され、コールを助ける為に犠牲となった。
最後はすべてがゲームでコールを出迎えたが、アンドレイを撲殺した事で呆然としていた。
・ダッシュ(演:ジョージ・ジャンコ)
代表作に『FML』、『Back to Lyla』などがあります。
コールが配信する動画のスタッフ。今回のモスクワで友人のアレクセイを紹介している。
常に調子に乗っているような態度で、コールたちに迷惑をかけるも悪びれる様子がない。
脱出ゲームが始まると、アイアンメイデンで身体中を串刺しにされる拷問器具に設置された。
ギャングに捕まると、部屋を脱出したコールが見えていた前で拷問されて殺されてしまう。
最後はすべてがゲームでコールを出迎えたが、アンドレイを撲殺した事で呆然としていた。
・サム(演:シーヤ)
代表作に『Deuces』、『パージ:エクスペリメント』などがあります。
コールが配信する動画のスタッフ。身体中に無数のタトゥーがある。ダッシュをいつもからかう。
いつも調子に乗って迷惑をかけるダッシュを注意して、彼の行動を常に監視している。
脱出ゲームが始まると、電気椅子に繋がれて、ダッシュの悪ふざけで電流を食らった。
ギャングに捕まって、部屋を出たコールが見ているところでアンドレイに殺されてしまう。
最後はすべてがゲームでコールを出迎えたが、アンドレイを撲殺した事で困惑していた。
・アレクセイ(演:ローネン・ルービンシュタイン)
代表作に『デッド・ガール』、『エンド・オブ・ハイスクール』などがあります。
政治家を父親に持つ大金持ち。ダッシュとは友人で、コールの熱烈なファンとして招待した。
空港で悪ふざけをして逮捕されようとしたダッシュを助けて、影響力を見せつけていた。
行きつけのバーにコールたちを連れて行くが、ギャングに絡まれてトラブルを回避した。
脱出ゲームが開始するとモニターしていたが、実はギャングとグルで仲間を殺害させる。
最後はすべてゲームだと説明するが、怒りを爆発させたコールに撲殺されてしまう。
・アンドレイ(演:パシャ・リチニコフ)
代表作に『トカレフ』、『ブルー・ダイヤモンド』などがあります。
ギャングのボス。脱出ゲームでアンドレイの部下たちを殺害してコールたちを拉致してきた。
コールに挨拶をすると、自身も有料で拷問を配信しているも示して高笑いをしていた。
別室に連れて行かれたコールが見るモニターで仲間が拷問される映像を楽しく見せていた。
コールが逃げて部下に追わせると、エリンを拷問するところで割り込まれて睨み合った。
最後はコールに肩を撃たれも死なず、抵抗できないエリンを容赦なく射殺してしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は『のむコレ2020』にて上映された作品となります。
いわゆるハウス系ホラー映画の部類に入るような感じだが、謎解きがあるからサスペンス映画とも言えるだろうか。
最近はYouTuberをネタにしたような作品が増えていて、10年前ではあまり考えられなかったと思います。
で、大体の場合は、登場するYouTuberたちは痛い目に遭ってしまう。
映画関係者たちはYouTuberを嫌っているようにしか思えないです。
そんな本作の主人公もYouTuberのような感じだが、迷惑系に近い世界中を旅して面白おかしく紹介するような感じである。
ゲームが実際に始まるまで30分ほど助走時間があって、これがまた退屈で寝てしまうような構成でした。
この作品はマイケル・ダグラス主演の『ゲーム』を基本として、『ダイ・ハード3』、『ソウ』、『ホステル』という感じでミックスされているような内容です。
つまり、オチとしてはすべてゲームであって、死んだと思われた仲間たちはみんな生きていて、主人公にサプライズをする展開です。
ただ、どうしてもYouTuberが嫌いな監督はハッピーエンドで終わらせず、主人公を犯罪者に仕立てて後味の悪い雰囲気で終わらせる。
完全に『ゲーム』を意識した流れだったが、すべてにおいて二番煎じレベルでした。
これは『ゲーム』という作品を知らない層向けであり、もしかすると騙して名作呼ばわりされてもおかしくありません。
なぜなら、本家の方は名作であるし、観ている側も一緒に主人公と騙されるから。
ですが、『ゲーム』を知っていたら、上辺だけをパクっているだけで、センスのカケラもないとほとんどの人が分かると思います。
何一つ『ゲーム』に勝っている部分がないので、これは本当に残念としか言えない三流いかの作品でした。
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