【殺人漫画】VD-443

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作品データ

公開年月 2013/10/19
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 キム・ヨンギュン
脚本 イ・サンハク、イ・ホーギョング、ほか
製作 トニー・マンテグ・ハン、イ・サンハク、ほか
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ある日、WEB漫画「パート」の女性編集長が無残な遺体となって発見され、侵入の形跡はなく警察は自殺と断定したが、刑事のギチョルは疑いを持っていた。
編集長は死の直前、担当作家であるジユンのWEB漫画を閲覧しており、そこに無残に殺された彼女の姿が予言のように描かれていた。
その後、次々とジユンのWEB漫画で描かれた通りの死体が発見され、ギチョルは彼を真犯人として追い詰めていくのだった。

登場人物&出演者

カン・ジユン(演:イ・シヨン)

代表作に『イタズラなKiss/Playful Kiss』、『私の愛、私の花嫁』などがあります。

主人公。WEB漫画「パート」でホラー漫画を描く漫画家。自分の血でサインをするこだわり。

自分の漫画で編集長が死ぬと、次の被害者を助けようとするも失敗して現行犯逮捕された。
実は過去にソヒョンと同じマンションに住んでいて、彼女の亡霊と話すアイデアをパクった。
過去の殺人を隠そうとしたヨンスに拉致されるが、ギチョルに助けられて自宅待機をする。
最後はあのマンションにいて、駆けつけたギチョルも罪人と絵を描き、殺されず立ち去る。

ギチョル刑事(演:オム・ギジュン)

代表作に『ゴースト』、『破壊された男』などがあります。

出世の為にコネ作りを第一にする。頭は良くないが、鋭い直感と推理で今の地位を築く。

ソン・ミスクを自殺と断定してヨンスに任せようとするが、漫画を見て他殺の可能性を知る。
ジユンを容疑者として考え、次の被害者を漫画から探して現場にいた彼女を現行犯逮捕した。
ヨンスがジユンを拉致して探すが、彼の自殺を止めるも事故で殺して隠蔽してしまう。
最後はマンションにいたカン・ジユンを見つけるが、隠蔽を絵に描かれて強制自殺をさせる。

ヨンス刑事(演:ヒョヌ)

代表作に『霜花店/運命、その愛』、『You with Me』などがあります。

ギチョル刑事と組んでいる若い相棒。妻が妊娠していて、胎教を優先したくて仕方ない。

ソン・ミスクが自殺とギチョル刑事が考え、後始末を頼まれるも漫画の影響で他殺を捜査。
ギチョルに頼まれて本格的に捜査を開始する段階で、女の子の絵を見て黙って持ち帰った。
実は過去にその女の子を轢き、自分の人生を選んだせいで見殺しにしてずっと隠していた。
最後はジユンを口封じしようとするが、見殺しにした女の子に強制自殺をさせられて死亡。

チョ・スンキ(演:クォン・ヘヒョ)

代表作に『ラスト・プレゼント』、『それから』があります。

ソヒョンの父親で葬儀会社を営む。妻が病気で看病するが、疲れ切っていて限界を迎える。

妻が発作で死んで自ら納棺するが、まだ生きていたと分かって楽になりたい一心で殺した。
娘のソヒョンが母親そっくりで育児放棄し、納棺する前の遺体がある場所に閉じ込めていた。
焼死体の処理をしていると、部下が忘れたタブレットからジユンの漫画を見てしまう。
最後は漫画の通りに追い詰められ、ジユンが助けに来るも意味がなく、自分で首を折った。

ソ・ミスク(演:キム・ドヨン)

代表作に『僕の妻のすべて』、『82年生まれ、キム・ジヨン』などがあります。

カン・ジユンが所属するWEB漫画「パート」の女性編集長。メールで原稿をチェックする。

カン・ジユンの新作を確認していたが、自分自身が登場人物になっていた事に戸惑う。
その内容が誰にも話した事のない過去をそのまま描写し、編集部に人の気配を感じる。
自衛の為にカッターを手にして出ようとするが、戸締りされていて逃げられずにいた。
最後は目の前で自殺した母親が登場し、カッターで自傷して結果的に大量出血で死亡した。

チョ・ソヒョン(演:ムン・カヨン)

代表作に『黒い家』、『チャンス商会/初恋を探して』などがあります。

幸福マンションに住んでいた少女。亡霊から話を聞いて無心で絵を描く特異な能力を持つ。

同じマンションに住んでいたジユンに助けられ、父親に捨てられた事で一緒に暮らしていた。
発作のように起きる絵を描く状態をジユンが止めてくれて、束の間の幸せな時間を過ごした。
ジユンが亡霊の話を漫画化したと知り、全部燃やそうとするが取り憑かれた彼女が暴走する。
最後はジユンに殺されるが、代わりに特異な能力を受け継いだ事で彼女を許していた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『ワニ&ジュナ/揺れる想い』、『赤い靴』で知られるキム・ヨンギュンが監督を務めています。
韓国映画は現在、『パラサイト/半地下の家族』がアカデミー賞を受賞した事で勢いに乗っていると思います。
そもそも、邦画と違って国が支援しているので、当然のように競争力があってレベルが高い。
個人的にはあかでみーしょうはやり過ぎだと思っていますが、韓国映画自体は面白い作品が多いのは認めています。
作品の質だけじゃなく、ちゃんと演技ができる役者がいて、嫌味のない美男美女を揃えているところもこだわりを感じます。
どうしても韓国映画というと、ラブロマンスのイメージが強いですが、最近では韓国ホラーの良質な作品に注目しています。
最近では期待していなかった『コンジアム』が面白かったので、当然ながら本作にも期待をしました。
やはり、韓国ホラーはしっかりとした作りだと前半部分で感じる箇所が多かったけど、後半になると少しテイストを変えていました。
これはこれで悪くないと思いますが、前半での不気味な雰囲気が消えて、なんだかファンタジックな感じになったのは強引と思う。
前半での物語に引きつける面白さがあったのに、後半で消えて別の要素を加えたのは期待を下回ってしまいました。
ただ、何度も言うように後半も悪くないが、前半よりも面白さが半減したのは痛かった。結局、全員が悪者になるのはいいけど、最初と状況が何も変わっていないのはダメです。
そこで主人公の亡霊と会話する特異な能力が強化するとか、どこまでも非情になるキッカケとなるとか、そのような変化がなく振り出しに戻るのは違う気がした。
できれば、前半のふんを保ったままで後半まで突っ走って欲しかったです。

コメント

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