作品データ
あらすじ
ボストン警察の警官スペンサーは、上司ボイランへの暴行罪で投獄される。
5年の刑期を終えて出所したスペンサーは、友人ヘンリーの元へ身を寄せ、格闘家志望のホークとルームメイトとして同居する。
ある日、ボイランが何者かに惨殺され、犯人は真面目な警官のグレアムと断定するが、訓練を共にしたスペンサーは不審に思い、ホークを巻き込んで独自に調査へ出るのだった。
登場人物&出演者
・スペンサー(演:マーク・ウォールバーグ)
近年に出演作に『マイル22』、『インスタント・ファミリー/本当の家族見つけました』などがあります。
主人公。ボストン警察の元警官。ボイラン警部補を暴行した罪て5年服役して出所した。
スポーツジムを営むヘンリーの下で働きながら住む場所をもらい、ホークと同部屋になる。
ボイラン警部補がマジメな警官に殺され、その犯人が自殺した事件を疑い独自に捜査する。
黒幕がドリスコルと判明し、一網打尽にする証拠を入手するが、ヘンリーが人質となる。
最後は強引な作戦でドリスコルたちを私人逮捕し、無事にグレアムの名誉を回復させた。
・ホーク(演:ウィンストン・デューク)
代表作に『ブラックパンサー』、『アス』などがあります。
スペンサーのルームメイト。過去に服役して出所してヘンリーのジムで格闘技を習っている。
当初はスペンサーと口を利かなかったが、ボクシングを教えてもらった縁て捜査を手伝う。
パソコンがダメなスペンサーの代わりに使い、容疑者の車番を覚えるなどサポートする。
ヘンリーが人質になると、彼を助ける為に強引な作戦を展開するスペンサーに協力した。
最後は窮地に追い込まれたスペンサーを助け、家族としてみんなで食事を楽しんだ。
・ヘンリー(演:アラン・アーキン)
代表作に『リトル・ミス・サンシャイン』、『アルゴ』などがあります。
スペンサーの友人。スポーツジムを経営し、出所したスペンサーの為に部屋を用意した。
シシーとは顔見知りで、スペンサーが近づきたくないと懇願されてなんとか助けていた。
ボイランの殺人事件について捜査に参加するが、正体がバレてシシーの家に避難する。
自分の家が一番として帰るが、待ち受けていたドリスコルたちに捕まって人質となる。
最後はスペンサーの強引な作戦でシシーに助けられ、事件を解決させてみんなで食事した。
・シシー・デイヴィス(演:イライザ・シュレシンガー)
代表作に『私というパズル』、『インスタント・ファミリー/本当の家族を見つけました』などがあります。
スペンサーの恋人。スペンサーを愛しているが相当のヒステリック。ペット関係の経営をしている。
出所したスペンサーを迎えに行こうとするも避けられ、何度もジムに電話を入れていた。
ホークと食事していたスペンサーを見かけ、彼がトイレに行くと追いかけ不満をぶつけた。
正体がバレた事でスペンサーたちが家に来るが、口うるさく接するも彼らを受け入れた。
最後は人質となったヘンリーを助け出し、事件が解決してみんなで食事をしていた。
・コスグローヴ(演:マーク・マロン)
代表作に『フランクとシンディ』、『ジョーカー』などがあります。
事件を追うジャーナリスト。女性が殺された事件の映像を手に入れるも警察が無視した。
ボイランのやり方を気に食わなかったスペンサーに映像を見せて、警察の態度を避難した。
ドリスコルたちを訴える記事の打診をされるが、すべて握り潰されるとして断った。
再びスペンサーたちが来ると、大量の麻薬を見せられても、まだ証拠が足りないと話す。
最後はFBIにドリスコルたちが逮捕されると、記事にしてスペンサーたちの活躍を書いた。
・グレアム(演:ブランドン・スケールズ)
代表作に『パトリオット・デイ』、『マイル22』があります。
ボストン警察の警官。汚職とは無縁のマジメな警官だが、ボイラン殺害の容疑者となる。
妻が車までやって来ると、自殺したような状態で発見されるも実際は違っていた。
ボイランがドリスコルたちの悪行を話していて、司法取引をさせて一網打尽を計画した。
ドリスコルたちにバレてしまうと、盗聴器を妻宛に送ってから彼らに殺されてしまう。
最後はスペンサーたちの活躍によって名誉を回復し、ボストン警察から栄誉を贈られた。
・スクイーブ(演:オースティン・リチャード・ポスト)
本作が長編映画デビュー作となります。
スペンサーと同じ刑務所に服役しているギャング。身体中にタトゥーを彫っている。
出所するスペンサーを三人がかりで襲撃するが、返り討ちに遭って結局は失敗してしまう。
ボイラン殺しの事件を捜査するスペンサーに尋問され、弱みを握られてヒントを渡した。
最後はドリスコルたちがニュース番組で大々的に取り上げられ、何もできずに見ていた。
・ドリスコル(演:ポキーム・ウッドバイン)
代表作に『トータル・リコール/2012年版』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』などがあります。
スペンサーの元相棒。ボイランを暴行した時に同行して彼を止めた。常に爪楊枝を咥えている。
出所してヘンリーの家まで来たスペンサーに挨拶し、ボストンを離れる事を羨ましがる。
ボイランの葬式でスペンサーの動きを察知していて、仲間に消すべきだと助言をした。
スペンサーにすべてがバレてしまうが、罪を償うつもりはなくヘンリーを人質にした。
最後はスペンサーにぶちのめされ、捜査していたFBIが証拠を手に入れて逮捕された。
・ジョン・ボイラン(演:マイケル・ガストン)
代表作に『コップランド』、『ブリッジ・オブ・スパイ』などがあります。
スペンサーの元上司。他の警官から慕われているが、実際は妻に暴力を振るうクズ野郎。
惨殺された女性の事件が進展せず、放置していた事をスペンサーに咎められて殴られた。
実はストリートギャングや投資家と繋がっていて、私腹を肥やしながら忖度していた。
捕まりたくない一心で、司法取引をグレアムから持ちかけられ、情報を流していてしまう。
最後はドリスコルたちに情報を流しているとバレて、処刑されるような死に方をした。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はロバート・B・パーカーの『スペンサー』シリーズを引き継いだエース・アトキンスの小説が基になっています。
この作品はNetflixからオススメされ、主演がマーク・ウォールバーグという事で期待をして鑑賞しました。
アクションとコメディのジャンルだと書いてあって、当初は軽い内容だと思っていた。
しかし、実際に鑑賞してみると、確かにコミカルな場面があるけど、基本的には内容がシリアスな印象でした。
それにジャケットからはバディ映画と連想させられたが、残念ながらその要素は思っていたよりも薄かったです。
主人公とルームメイトがもっとお互いに嫌いあって徐々に息が合っていく展開を期待したが、そこら辺の描写が薄かったです。
主人公を演じたマーク・ウォールバーグは悪くないけど、相棒を演じたウィンストン・デュークをあまり活かせていなかったです。
かなり可能性のあるウィンストン・デュークだったが、もっと上手い使い方があったはず。
彼は残念ながら単なる記号のキャラクターになってしまい、オリジナリティはあまり感じられなかったです。
ただ、それ以上に悪役の方はまったく魅力がなくて、主人公一人だけが作品を背負っていたように感じました。
そうなってくると、面白さに限界があって期待したほどじゃなかったです。
すべてにおいて中途半端な印象しかなく、もっと突き抜けるべきところをなぜか遠慮していたように思えた。
シリーズ化を狙うならば、この作品では魅力に欠けるとしか言えないです。
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