【クレイヴン・ザ・ハンター】MY-324

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アクション

作品データ

公開年月 2024/12/13
ジャンル アクション/ホラー
原作 スタン・リー、スティーヴ・ディッコ 『クレイヴン・ザ・ハンター』
監督 J・C・チャンドラー
脚本 アート・マーカム、マット・ホロウェイ、ほか
製作 アヴィ・アラッド、マット・トルマック、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

幼い頃、裏社会を牛耳る冷酷な父親とともに狩猟に出かけた際、巨大なライオンに襲われた事でクレイヴンは「百獣の王」のパワーを身に宿す。
クレイヴンは自身の父親が世の中にもたらした悪を始末するべく、金儲けの為に動物を殺める人間たちを次々と狩っていく。
やがて、縁を切ったはずの父親との対峙を余儀なくされ、クレイヴンは全身が硬い皮膚に覆われた巨大な怪物ライノの出現で戦いは苛烈になっていくのだった。

登場人物&出演者

セルゲイ・クラヴィノフ/クレイヴン・ザ・ハンター(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)

近年の出演作に『28年後…』、『ノスフェラトゥ』などがあります。

主人公。名家クラヴィノフ家の跡取り。ライオンに襲われた事で“百獣の王”のパワーを手に入れた。

横暴な父親の元から出ていくと、世界中の密猟者を狩っていくザ・ハンターとして活動する。
カリプソと出会って取引を持ちかけるも、弟が誘拐された事で情報をもらってライノと判明。
ライノたちを倒して弟を助け出すが、その黒幕が父親だと知って熊に殺されせてしまう。
最後は弟が姿を変える能力を手に入れ、父親のようにビジネス展開する事で危機感を持った。

ディミトリ・クラヴィノフ/カメレオン(演:フレッド・ヘッキンジャー)

代表作に『フィアー・ストリート』シリーズ、『グラディエーターⅡ/英雄を呼ぶ声』などがあります。

セルゲイの異母弟。貧弱で力もない事から父親から見放されている。モノマネが得意で父親から「カメレオン」と呼ばれる。

少年期から父親から弱者として認められず、兄が家を出ていってから残って生活していた。
ナイトクラブ経営してモノマネを披露したが、父親が襲撃を受けて隠れた事から弱さを出す。
ライノに拉致されて左手の薬指を切り落とされるが、兄によって無事に助け出された。
最後はライノと同じ医者によって姿を変える力を手にして、父親のビジネスを引き継ぐ。

カリプソ(演:アリアナ・デボーズ)

代表作に『ザ・プロム』、『ウエスト・サイド・ストーリー(2021)』などがあります。

アフリカのとある部族の出身で弁護士。過去に瀕死状態だったセルゲイを秘薬で助けている。

セルゲイから犯罪者リストの共有を相談されるが、弟を誘拐されたセルゲイに協力していく。
ライノに狙われるようになってセルゲイのアジトに逃げると、彼らがやって来て待機する。
爆発音を見てサマーキャンプで習ったアーチェリーにより、ザ・フォーリナーを射抜き殺害。
最後はザ・フォーリナーの毒で死にかけていたセルゲイに秘薬を与え、彼を再び助け出した。

ザ・フォーリナー(演:クリストファー・アボット)

代表作に『イット・カムズ・アット・ナイト』、『ファースト・マン』などがあります。

ライノに招集された謎に包まれた殺し屋。催眠術を相手にかけて、動きを止める間に殺害する技を持つ。

ロシアの刑務所で犯罪王を殺害したセルゲイを追跡するべく、やって来て証拠を入手する。
上手く隠れるセルゲイを見つけられず、ディミトリを誘拐したライノの手下から毒を入手。
実はセルゲイに師匠を殺されており、世界中を回って探していて復讐しようとしていた。
最後は毒でセルゲイを追い詰めるが、カリプソの放った矢によって目を射られて死亡した。

アレクセイ・シツェビッチ/ライノ(演:アレッサンドロ・ニヴォラ)

代表作に『フェイス/オフ』、『ジュラシック・パークⅢ』などがあります。

裏社会で暗躍する謎の男。とある医者によって肉体を強化する血清を打たれ、硬い皮膚を持つようなる。

そのせいで皮膚の硬質化で激痛を強いられ、これを緩和する薬を常時投薬する必要となる。
ニコライから小物と称されてしまうが、強くなった事で犯罪王に取って代わろうとする。
ディミトリを誘拐してセルゲイを誘い出し、ザ・フォーリナーを使って追い詰めるも失敗。
最後は硬質化をしてサイのようになるも倒され、黒幕が父親だと話してそのまま死亡した。

ニコライ・クラヴィノフ(演:ラッセル・クロウ)

近年の出演作に『ランド・オブ・バッド』、『ザ・エクソシズム』などがあります。

セルゲイとディミトリの父親。名家クラヴィノフの現当主。強さこそが男という信念を持っている。

妻との子であるセルゲイを跡継ぎとして認め、愛人の子ディミトリを弱いとして認めない。
傲慢な性格のせいで妻がうつ病で自殺するが、息子たちを狩りに連れていく狂気を見せた。
ディミトリが捕まるも身代金を出さず、セルゲイに丸投げするも実は黒幕と判明した。
最後はセルゲイに戻るよう説得を試みるも失敗し、黒幕だとバレていて熊によって殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はマーベル・コミック『クレイヴン・ザ・ハンター』を原作にしています。
この作品は『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』の第4作目となります。
残念ながらこのシリーズは一旦終了を迎えてしまい、この作品が一応の終わりとなりました。
全体的に「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」はどれも評価が微妙であり、唯一『ヴェノム』だけがそれなりの評価をもらっていた。
なので、シリーズが凍結されるのは当然と言えるし、何よりみんなが期待していたスパイダーマンは登場しなかった。
スパイダーマンを登場して、彼らが「シニスター・シックス」を組んで戦うという企画もあったようだ。
結局はすべての計画が一時的に中止されているが、完全に終了しているワケじゃないから本作はなんだか残念に思える。
このシリーズの特徴として、原作をベースにしながらもアレンジを加えている事から少しイメージが変わっている。
本作におけるクレイヴン・ザ・ハンターについても同じで、原作とはだいぶ違う設定になってしまっている。
他にカメレオン、ライノ、ザ・フォーリナーなどが登場しているが、残念ながらどれも微妙な感じとなっていた。
アーロン・テイラー=ジョンソンの演じたクレイヴン・ザ・ハンターは悪くないと思ったが、脚本と敵の設定が良くなかったと言える。
本来ならボスとしてライノが務めるべきだが、それを父親のニコライにしたせいで全体的に雑魚化している。
他の敵についても同じような状態となってしまい、クレイヴン・ザ・ハンター以外は魅力に欠ける大きな問題があった。
あとはカリプソについてだが、セルゲイを強化する為だけに出てきた印象で、別に彼女じゃなくても良かったという印象が残る。
結局はセルゲイと弟のディミトリとのやり取りが中心となり、そこにカリプソが入り込む隙がなかったように見えた。
アーロン・テイラー=ジョンソンが素晴らしい演技をしていたが、脚本と設定が完全に足を引っ張っていった。
やはり、この「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」は脚本がダメであり、スタジオの指示だろうけど失敗するも分かる。
一旦終了となっているので、いずれ再スタートするだろうけど、もっと原作にリスペクトを持った作品を期待したい。

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