【ドラキュラ/デメテル号最期の航海】RE-3972

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洋画

作品データ

公開年月 2023/08/11
ジャンル ホラー
原作 ブラム・ストーカー 『吸血鬼ドラキュラ』
監督 アンドレ・ウーヴレダル
脚本 ブラギ・F・シャット、ステファン・ルツォヴィツキー、ほか
製作 ブラッドリー・J・フィッシャー、マイク・メダヴォイ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタル

あらすじ

ルーマニアのカルパチア地方からイギリスのロンドンまで、謎めいた50個の無記名の木箱を運ぶ為にチャーターされた帆船デメテル号。
しかし、その航海中に毎夜のように不可解な出来事に遭遇し、デメテル号船長の航海日誌には1か月におよぶ無慈悲な存在との対立が記されていた。
大海原を渡るデメテル号に何が起こったのか、そして謎に包まれる50個の木箱の中身をめぐる恐怖が乗組員たちを襲うのだった。

登場人物&出演者

クレメンス(演:コーリー・ホーキンズ)

代表作に『アイアンマン3』、『キングコング:髑髏島の巨神』などがあります。

主人公。ケンブリッジ大学卒で医療知識がある。船の知識を持ち、天文学にも精通する。ロンドンへ行きたい。

デメテル号の船長の孫を助け、乗組員一人が降りた事で代わりとして選ばれて念願が叶った。
世界を見たい気持ちで乗っていたが、何かを見て家畜が全滅し、密航者のアナを治療した。
アナからドラキュラについて知って対策を練って、ヴォイチェクたちを説得して迎え撃った。
最後は一人だけ生き残ってロンドンにたどり着くが、ドラキュラが生きていると知って追う。

アナ(演:アシュリン・フランシオーシ)

代表作に『ナイチンゲール』、『消えない罪』などがあります。

ヒロイン。ルーマニア人。デメテル号に密航者として乗っていた。瀕死状態でクレメンスに見つけられる。

クレメンスからの輸血によって数日で意識を取り戻すが、ドラキュラがいると知り警告した。
他の乗組員から信じてもらえず、クレメンスだけに話すと自身は城で餌の役割だと話した。
ドラキュラを誰よりも知っている事から対策の助言をして、自らも銃を手にして戦っていく。
最後は帆船ごとドラキュラを沈めるが、クレメンスに別れを告げ朝日によって燃え尽きた。

トビー(演:ウッディ・ノーマン)

代表作に『カモン カモン』、『Cobweb』などがあります。

エリオット船長の孫。母親と離れて長く祖父と船旅している。船長から犬や家畜の世話を任されている。

ドラキュラの棺が落ちる前にクレメンスに助けられ、彼が乗り込むと船の案内をしていた。
飼い犬がドラキュラに殺され、家畜までが全滅してしまい、責任を感じて悲しんでいた。
ドラキュラがいると分かってから見つかり、船長室に逃げ込むも噛まれて大量の血を失う。
最後は輸血するも死亡し、船に捨てられる前に燃えながら船長を掴むも海へ落とされた。

ジョセフ(演:ジョン・ジョン・ブリオネス)

代表作に『ミス・サイゴン/25周年記念公演 in ロンドン』、『美女と野獣:30周年セレブレーション』などがあります。

デメテル号のコック。熱心なカトリック教徒。新しく入ったクレメンスが同じ宗教だと知って安心した。

家畜が全滅して密航者が見つかると料理を変えて、なんとかロンドンまで持たせようとする。
船を散歩していたクレメンスに遭遇すると、ネズミが消えたとして何かいると気付いていた。
次々と乗組員がドラキュラの餌食になっていくと、パニック状態になって暴走をしていく。
最後は勝手に救助船で逃げるもドラキュラに見つかり、抵抗できないまま餌食になった。

オルガレン(演:ステファン・カピチッチ)

代表作に『ランド・オブ・アドベンチャー』、『デッドプール』シリーズなどがあります。

デメテル号の乗組員。ヴォイチェクとともに新しい乗組員を集うが、荷物を見た一人が拒否して返金を受ける。

拒否した男から奇妙な言葉を聞いて出航すると、新顔のクレメンスの味方だと話していた。
操舵を任せ休憩しようとして、ドラキュラを見てしまい何かいると確信して船長に警告した。
他の乗組員が襲われるのを見て探るが、ドラキュラに追い込まれて帆の上で瀕死状態になる。
最後はドラキュラに操られトビーを襲うも止められ、朝日を浴びた事で燃えて死亡した。

ヴォイチェク航海士(演:デヴィッド・ダストマルチャン)

近年の出演作に『オッペンハイマー』、『ブギーマン』などがあります。

デメテル号の一等航海士。カルパチア地方からロンドンへ荷物を送る為、数名の新しい乗組員を探した。

学識を持つクレメンスが名乗り出るもいらないと拒否したが、欠員が出たせいで受け入れる。
家畜の全滅の密航者の存在で計画変更を言われるが、ボーナスの為に止められないと主張。
追い込まれた状態になってクレメンスからドラキュラを倒す作戦を良い割れ、協力していく。
最後はドラキュラの奇襲を受けてマストから落下し、船に穴を空けるも殺されてしまう。

エリオット船長(演:リーアム・カニンガム)

代表作に『ハムナプトラ3:呪われた皇帝の秘宝』、『リミット・オブ・アサシン』などがあります。

デメテル号の船長。カルパチア地方からロンドンへ荷物を届ける。期限以内に届ければボーナスが出ると話す。

今回の航海で引退を考えていて、孫のトビーとアイルランドの田舎へ隠居すると決めている。
次の船長をヴォイチェクに任せると話すが、家畜全滅と密航者のトラブルで遅れてしまう。
乗組員の一人が行方不明になリ対応していくが、孫が死亡して冷静でいられなくなった。
最後はクレメンスの言葉で正気を取り戻して対抗するが、結局は十字架が効かず殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はブラム・ストーカーのホラー小説『吸血鬼ドラキュラ:第7章』を実写映画化した作品です。
この作品は『トロール・ハンター』や『ジェーン・ドウの解剖』で知られるアンドレ・ウーヴレダルが監督を務めています。
古典的なモンスターであるドラキュラをテーマにした作品だが、今までと違ったタイプの作品となっています。
どうやら今回が初めてとなる「第7章」の実写映画化となるので、屋敷にいるドラキュラではない新鮮味がありました。
物語のメインは海を渡る帆船になっている事から、同じようなタイプの名作『エイリアン』に通じるところがあります。
『エイリアン』は船の中にエイリアンが一体誕生して、次々と乗組員たちを襲っていく意味では同じような流れだと言えます。
ただ、時代がまったく違う上に相手はファンタジーに出てくるモンスターなので、そこら辺の雰囲気がだいぶ違っています。
実際にドラキュラが動き出すまで遅いので、モンスター映画として100分以上になってしまった理由だと思います。
本題に入るまで長いワリに重要なドラマではないから、どうしても本作はテンポの悪さが目立っていました。
何より人間ドラマ自体はそこまで深掘りもしていないので、なんだか全体的に印象に残るようなところがなかったです。
船には新顔の主人公と密航者のヒロインが物語の中心になるから、元々の乗組員たちは本当に単なる頭数を揃えるだけの存在になってしまった。
だから人間ドラマが薄くなってしまい、肝心のドラキュラも単なるモンスターで造形は良くてもキャラクターとしての魅力はなかったです。
あとは近年で多用されている自然光を使いすぎるので、ほぼ暗黒画面になって何が起きているのかも分からない。
演出と言ってしまえばそれまでだが、やはり、昔のようなちゃんと見せようとする方が個人的にはいいと思ってしまいます。

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