作品データ
あらすじ
連邦保安官のメイソン・ポラードは、高い危険に晒されている目撃証人の死を偽装する抹殺を専門としている。
25年間の技術進歩で職務遂行が容易になり、オフィスにいる事が多かったメイソンは、国家の証拠を出すと決めた犯罪組織のボスの妻であるリナ・キムラを担当する。
南アフリカ共和国のケープタウンに逃げたメイソンたちだったが、容赦ない暗殺チームが追う中で裏切られた事を知って真相を探るのだった。
登場人物&出演者
・メイソン・ポラード(演:ドミニク・シャーウッド)
代表作に『ヴァンパイア・アカデミー』、『ドント・スリープ:蘇る悪夢』などがあります。
主人公。連邦保安官で目撃証人の抹殺を専門にする。証人保護プログラムにおいてエース的な存在となっている。
リナが新たな証人保護プログラムに入っていくと、マルコたちの襲撃を知って死を偽装した。
師匠のポールから証人が殺されていると知り、確認しようとして裏切りを受けて逃げ出す。
リナと合流してシュガーに助けを求めるが、あっさりと彼女を奪われてブチ切れてしまう。
最後は反撃してリナを助け出して、新たな名前を与えるも一線を越えて恋人同士となった。
・リナ・キムラ(演:ジャッキー・ライ)
代表作に『サイレントヒル:リベレーション』、『ポルノスター/私の選んだ道』などがあります。
ヒロイン。犯罪組織のボスの妻。利用されるような生活にうんざりして、FBIに協力するとして夫を裏切った。
マルコに一度問い詰められるも彼に色気を使って油断させ、なんとか逃げ出してしまう。
メイソンによる証人保護プログラムに入ると、別人の名前をもらうも彼すら利用していた。
ポールの裏切りでメイソンとともに追い詰められ、結果的にマルコたちに捕まっていた。
最後はメイソンたちに助け出され、新たな名前を与えられるも彼と恋人になる事を選んだ。
・シュガー・ジャックス(演:エディ・ラモス)
代表作に『The Real Steal』、『Endless』などがあります。
メイソンの証人保護プログラムの対象者。組織に捕まって殺される寸前にメイソンに助けられていた。
存在としてメイソンに消された事で新たな名前を手に入れ、アフリカで商売を始めていた。
ポールに裏切られたメイソンがやって来ると、命の恩人として友人と一緒に協力をしていく。
リナが手に入れた金を調べる為に銀行を訪れた際、友人と時間を稼ぎする偽装をしていた。
最後はリナを連れて行くポールたちがいる港をメイソンと襲撃し、無傷で勝利して喜んだ。
・マルコ・サリ(演:ネイサン・キャッスル)
代表作に『Nuus om 6』、『Slumber Party Massacre』などがあります。
犯罪組織の用心棒。ボスの妻だったリナに惚れていて、何かと気にかけるような言動を見せていた。
リナの裏切りでボスが殺害されると、止めるような素振りをするも逃げられてしまっていた。
ボスに敵討ちを誓ってポールと取引をして、リナと彼女が盗んだ金を取り戻そうとした。
ポールの情報でリナが隠れている場所まで来るが、あっさりと逃げられるも次の手があった。
最後はリナを捕まえた状態でいたが、メイソンたちの撹乱で結局はあっさりと殺された。
・ポール・ウィットロック(演:マッキンリー・ベルチャー三世)
代表作に『炎の裁き』、『エンツォ/レーサーになりたかった犬とある家族の物語』などがあります。
連邦保安官で証人保護プログラムを専門にする。この道のプロであり、メイソンの友人で師匠でもある。
証人保護プログラムがなくなる事を語っていて、トレーニングするメイソンに説明していた。
隠している証人が殺される状態となって、自分の証人の元に行くと裏切りとして殺害した。
メイソンを裏切り者として上司に報告しながら、マルコたちと手を組んで報酬を得ていた。
最後は船でメイソンを追い詰めいていたが、密輸するサイによって胸を貫かれて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はアーノルド・シュワルツェネッガーが主演した同名映画のリメイクとなります。
この作品は『REC:レック/ザ・クアランティン2』や『ディープ・ブルー3』で知られるジョン・ポーグが監督を務めています。
アーノルド・シュワルツェネッガーの『イレイザー』は当時の映画業界が盛り上がっていた事もあって、豪華なアクション映画でした。
何よりシュワちゃんの魅力を最大限に引き出していて、決して物語が重くなりすぎない娯楽映画となっていました。
そんな名作アクション映画のリメイクという事で期待しましたが、残念ながらオリジナルに勝っているところが一つもなかったです。
最大の魅力を持っていくはずの主演を務めるドミニク・シャーウッドでは、シュワちゃんの足元にも及ばなかったです。
そもそも、オリジナルは脚本の良さや演出ではなく、アーノルド・シュワルツェネッガーという俳優の魅力がほとんどでした。
そこを埋めるほどの俳優じゃない限り、単純な作品として考えるとそこまで面白くなるとは思えないです。
つまり、オリジナルは主演のアーノルド・シュワルツェネッガーだからこそ面白いのであって、それ以外の要素ではないと分かります。
そうなってくると、遠く及ばないドミニク・シャーウッドだと、他の要素でオリジナルを上回らないといけません。
しかし、本作はアクションに関しても当時よりも劣っていて、肝心のCGも低クォリティーとすぐに分かるぐらいヒドイとしか言えなかったです。
多様性としてヒロインを日本人みたいなキャラクターにしたが、あまりにも下品な感じになって逆効果となりました。
とにかく、本作は名作『イレイザー』のリメイクやリブートしても程度が低く、闇に葬るべき駄作だと言えます。
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