【戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!FILE-02 震える幽霊】VD-950

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2012/08/04
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 白石晃士
脚本 白石晃士
製作 三上真弘、田坂公章
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

映像制作会社のディレクター工藤とアシスタントの市川が今回取材に選んだ場所は「廃墟」で、それは投稿者から送られてきたテープにあった。
男女4人が廃墟で肝試しをしている映像が映り、懐中電灯で内部を照らしていると突如暗闇から震える幽霊が現れ投稿者たちが逃げ出した。
工藤は逃げ帰ってきた投稿者から話しを聞くと、彼らが見たという“震える幽霊”の正体を確かめる為に市川を伴って廃墟へ向かう。

登場人物&出演者

工藤仁(演:大迫茂生)

近年の出演作に『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』、『先生!口裂け女です!』などがあります。

映像制作会社のディレクター。今回は廃墟を訪れた若者たちからの投稿映像で、震える幽霊を撮影しようとする。

投稿者たちに案内されて廃墟まで行くと、必ず映像を撮影しようと意気込んで中に入る。
市川に無理難題を指示して、呪いの髪飾りを取り出すと投稿者たちが苦しんで暴力で戻す。
夕子が複数の男女と付き合っていると知り、先生に接触して投稿者たちを向かわせていた。
最後は夕子の幽霊に体当たりされて気を失い、何度か目覚めてシリーズを続けると宣言。

市川実穂(演:久保山智夏)

代表作に『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズ、『恋するけだもの』などがあります。

映像制作会社のアシスタント。会社に届いた投稿映像から、廃墟にいる震える幽霊をカメラに収める為に向かう。

投稿者たちに案内されて廃墟へ行くと、工藤から幽霊が出た場所へ行けと命令されていた。
工藤が呪いの髪飾りを使っている事に注意するが、投稿者たちを助けた事を認めていた。
夕子について調査しているうちに先生へ行き着いて、質問するも意味不明な答えを聞いた。
最後は工藤が何かの力で倒されると、お見舞いに行くとシリーズを続けると言われていた。

田代正嗣(演:白石晃士)

近年の出演作に『白石晃士の決して送ってこないで下さい』、『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』などがあります。

映像制作会社のカメラマン。いつものように投稿映像を見た工藤と市川を映しながら、現場に向かっていく。

投稿者たちに案内されて廃墟へ到着すると、確実に幽霊を撮影する為に慎重となっていく。
工藤が呪いの髪飾りを取り出しても無言で撮影し、危険になると一緒に車へ戻っていった。
夕子を探す手がかりとして先生に接触して、張り込みをしているとしっかりと姿を捉える。
最後は工藤が倒れてしまい、市川が引き続き取材をしてシリーズを続ける事を知った。

高木良助(演:細川佳央)

代表作に『殺人ワークショップ』、『裸足で鳴らしてみせろ』などがあります。

真野夕子の彼氏。カラオケ店員。廃墟では先導して歩いていく。最初は勢いよく歩いて面白がっていた。

廃墟で不気味な音を聞いて急にビビり出すが、それでも先頭を行って3階までたどり着く。
震える幽霊を見つけてみんなで逃げ出し、工藤たちから連絡をあって会って廃墟へ行く。
夕子の倉田との浮気や男女7人との関係を知らず、工藤にスカイツリーについて話した。
最後は工藤の作戦で先生を追い込む役をするが、不思議な力によって倒されてしまう。

倉田靖(演:小西平祐)

代表作に『ソーローなんてくだらない』などがあります。

高木たちと同じカラオケ店員。廃墟には恋人を一緒についれて行って、主に撮影係りとして同行していた。

廃墟で不気味音を聞いても撮影を続行していて、震える幽霊をカメラに捉えて逃げ出した。
実は夕子とは浮気をしていて、同じカメラでハメ撮りをしようとして彼女が異変を起こす。
夕子がいろんな男女と関係を持っている事を知らず、工藤に脅されて隠していた事を話す。
最後は工藤の作戦で先生を追い詰める役をするが、不思議な力で倒され行方不明となる。

真野夕子(演:はるうらら)

代表作に『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズ、『派遣社員/セクハラに耐える女たち』などがあります。

廃墟に行った若者の一人。高木の恋人でカラオケ店員をしている。高木に続けて廃墟の先を進んでいく。

廃墟で不気味な音を聞いてみんなに話し、震える幽霊を見かけるとすぐに逃げ出していた。
実は施設育ちで倉田だけじゃなく、男女7人と関係を持ち以前はデリヘル嬢をしていた。
工藤たちが周辺調査をして「先生」という人物にたどり着き、不思議な力を持っている。
最後は先生によってスカイツリーから呼び出され、倉田とともに連れ出し工藤を倒した。

先生(演:藤原章)

代表作に『神様の愛い奴』、『ダンプねえちゃんホルモン王』などがあります。

真野夕子が慕う謎の中年男性。以前は建築士として建物の設計をしていたが、現在は生活保護を受けている。

夕子について調査する工藤たちが接触し、市川の質問に対して意味不明な答えをしていた。
スカイツリーの近くに住んでいて、夕子を連れて行ってくれる娘として説明をしていた。
近くの飲食店へ夕子と一緒に通っていて、店員からも「先生」という風に呼ばれていた。
最後は高木と追い込まれるも何かの力で倒し、工藤も倒して倉田とともに姿を消した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズの2作目となります。
この作品は白石晃士が監督、脚本、撮影、出演などをしています。
前作と同じスタイルでディレクター工藤とアシスタント市川が投稿映像を見て、調査に向かうというパターンになっています。
もちろん、今回も白石晃士監督は田代役として顔出しを一切せず、モキュメンタリーとして作品を撮影しています。
今回は廃墟に現れた幽霊を撮影する目的だったが、一人が行方不明となったところから一気に物語が変わっていきます。
単純に幽霊を映像に捉えるだけならば、廃墟となる建物だけで完結してしまうので、そこに違った要素を加えています。
シリーズ物を前提として作っているので、前作を鑑賞していないと工藤が使っていた呪いの道具の意味が分からない。
なので、あくまでファン向けに作っているシリーズであり、好きな人だけが鑑賞するような構成になっています。
ただの幽霊モノだと多くある作品の中に埋もれてしまうが、ここにシリーズ化を前提にした強みを生かしていました。
暴力を平然と振るう工藤の立ち回りがアシスタントの市川に向かうところも、その暴走ぶりに拍車がかかっていました。
それに工藤の素性についても小出しでやっていく感じがして、なぜそのような人間になったのかという謎も徐々に解明されていきます。
ただ、終盤で工藤自身が倒れてしまっているので、次回がどんな感じになっていくか気になる終わり方になりました。
やはり、こういうモキュメンタリーは白石晃士監督の得意分野であり、工藤や市川たちの個性的なキャラクターも光っていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました