作品データ
あらすじ
ゾンビの遺伝子を操作し、死者を復活させる研究を大学内で進めていた大学教授だが、実験に失敗して進化した“超人類(ハイパーサピエンス)”を生み出してしまう。
増殖していくゾンビを食い止めるべく、その血から抗体ワクチンを作ろうとした政府が部隊を大学へ派遣する。
しかし、蚊を媒介して感染が拡大してしまい、派遣されたAMSのナイチンゲールとエリスは死闘を繰り広げるのだった。
登場人物&出演者
・エリス(演:エド・クイン)
代表作に『シグナル・コネクション』、『スターシップ・トゥルーパーズ2』などがあります。
主人公。AMSのエージェント。元シークレット・サービス。科学者よりも自分は兵士で軍人に負けないと自負している。
新たなゾンビが発生してナイチンゲールと合流し、ゼロ世代の血液の採取を命じられる。
実戦経験がまったくない米軍に不満を持つが、それでも一応は頼って助けていた。
ようやく目的のゾンビの血液を採取するが、ゾンビの大群に追われて喪失していまう。
最後は再び寮に乗り込んで血液を手に入れるが、バートのせいでまたも失って街に戻った。
・アレックス/ナイチンゲール(演:エマニュエル・ヴォージア)
代表作に『ソウ2』、『エイリアン・ライジング』があります。
ヒロイン。AMSのエージェント。政府専属のゾンビ殺し。以前は保健省の出身で兵士よりも科学者だと自認している。
デートをしていた時にゾンビの発生を知って、上官からゼロ世代の血の採取を命じられる。
大学内に潜入して、目的である超人類を見つけるべく倒れているゾンビを調べていく。
エリスとともに目的の血液を手に入れるが、ゾンビの大群との戦いによって失ってしまう。
最後は再び寮に戻るが爆破されても生き残るが、血液をまた失って絶望したまま街に戻る。
・アリソン中尉(演:ヴィクトリア・プラット)
代表作に『クラーケンフィールド/HAKAISHIN』、『センター・オブ・ジ・アース』などがあります。
米軍の女性兵士。中尉。チームをまとめる役であり、新入りで不安を持つロドリゲスを温かく歓迎していた。
バートの行動に対して嫌悪感を示すが、なぜか自由にやらせるという口先だけに留まる。
感染したバートをようやく止めるが、銃を向けられるがロドリゲスの機転で助かる。
再び大学に乗り込むが、なぜか噛まれやすいタンクトップになるというバカを発揮する。
最後は再び寮に乗り込むが、結局は油断して足を噛まれてしまい、素直に自決を選んだ。
・ダルトン上級曹長(演:スティッキー・フィンガーズ)
代表作に『ロックダウン』、『ゲット・ア・ライフ』などがあります。
米軍の男性兵士。AMSのエージェントを毛嫌いし、特にエリスへ嫌悪感をハッキリと見せるが上官の命令に従う。
現場に到着してから対ゾンビとの実戦経験がゼロだが、訓練を積んでいる自信を持つ。
大学へ来る前に部下を早くも二人も亡くすが、無能さを露呈するが気にしない。
実は裏でバートと企んで超人類の血液を製薬会社に売って大金を手に入れようとしていた。
最後は背後からゾンビに襲われ、噛まれたところでナイチンゲールに片付けられる。
・オコナー(演:スティーヴ・モロー)
代表作に『ナッティ・プロフェッサー』、『恋愛ルーキーズ』などがあります。
米軍の男性兵士。訓練を受けているはずなのに肥満体。おしゃべりでとても軍人とは思えない言動を見せる。
大学に乗り込む前からずっとしゃべっていて、外ではゾンビがいないとして喜んでいた。
いざ寮の中に入ると手が震えると、ダルトンから強い言葉を受けてなんとか進んでいく。
図書館で仲間が油断している時も警戒を促すが、結局は噛まれてAMSに始末してもらう。
最後はゾンビの大群に囲まれ、どうする事もできずに内臓を食い千切られて
・ロドリゲス(演:ナディーン・ベラスケス)
代表作に『ローグアサシン』、『魔法の恋におちたら』などがあります。
米軍の女性兵士。爆破のプロ。欠員が出たチームの新たなメンバーに選ばれるが、何かと不安を持っている。
大学の寮までたどり着くと、ゾンビに食い散らかされた死体を見て気持ち悪くなり吐いた。
閉じこもった部屋での感染者に対して、疑問を持ち感染した理由を考えると蚊だと判明。
バートが感染して金の話しを持ち出し、仲間に入ったように見せかけ後ろから頭を殴った。
最後は脱出しようとアリソンとともに外へ出たが、結局噛まれて変化する前に始末された。
・バート(演:ジェームズ・パークス)
代表作に『フロム・ダスク・ティル・ドーン2』、『キル・ビル』などがあります。
米軍の男性兵士。AMSのエージェントを小バカにし、他の兵士との折り合いも悪く嫌われているクズ野郎。
新しく加入したロドリゲスを仲間というより商売女として見て、金の話ししか頭にない。
大学の寮に潜入してから死んだ人間から所持品を盗み、それで金儲けしようと企んでいた。
殺したゾンビ女性と写真を撮るイカれっぷりを発揮するが、蚊に噛まれて感染してしまう。
最後は手を切り落としてエリスたちの邪魔をしたが、結局は二人によって始末された。
・キュリアン博士(演:シド・ヘイグ)
代表作に『キル・ビル Vol.2』、『ハロウィン』などがあります。
ゾンビのゼロ世代を隔離し、その血液から採取した遺伝子で死者を復活させる研究を大学内で密かに行っていた。
新鮮な死体を手に入れて薬を投与するが、すぐに効果が発揮されず失敗だと勘違いする。
研究の成功で学会を主宰する夢も破れてしまい、書類などをぶち撒けてキレ散らかした。
台に乗せていた実験体の姿がなく成功だと思った瞬間、背後から襲われて首元を食われた。
最後は自らもゾンビ化してしまい、街中にウイルスを撒き散らすゾンビとして徘徊する。
感想
[個人的な評価]
本作はシューティングゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』が原作となっています。
ゲームセンターに行けば、昔は置いてあったシューティングゲームとして有名でした。
前作の実写映画ではクソ映画を大量生産するウーヴェ・ボルが監督を務めましたが、興行収入として成功しているけど酷評を受けました。
そんな本作ではB級映画を多く手がけているマイケル・ハーストにバトンタッチしています。
前作ではゲームを意識したシューティングがあったけど、本作はちゃんとした映画として一応の銃撃戦を展開させています。
何より素人が銃を手に取って無双するより、訓練を受けた兵士が銃をぶっ放す意味ではなんとなく納得できるような形になりました。
主人公やヒロインにはそれなりの知名度がある役者たちを起用しているが、それでも第一線で活躍するメジャーな方々ではないです。
米軍の兵士が完全なる訓練と武装を施す万端の準備だが、明らかに雲行きが怪しいフラグを立てまくっていて、大学の寮に到着する前に早くも二人が死にます。
ゾンビは危険だと訓練を受けているのになぜか素手で戦おうとするバカが噛まれ、経験豊富なAMSに射殺されるという。
それに対して、主人公側であるAMSの二人は余裕たっぷりで、ゾンビに囲まれても平然と切り抜けられる。
これがラストになってくると、主人公補正をフル活用して、どんなにゾンビが囲んでも噛まれない能力を発揮して強引に突破する。
それでも前作よりもマシな作りとなっているのはウーヴェ・ボルだったからです。
主人公たちは二度もゾンビに取り囲まれているのに、脇役と違ってゾンビたちは空気を読んで噛む振りだけをして無限弾の前に倒されていきます。
しかも、大学の寮がミサイルで爆破しているにも関わらず、ヒロインがかすり傷程度だけで生還するのは明らかにおかしい展開でした。
とにかく、本作は物語の流れをスムーズにしたい為に主人公とヒロインに無敵補正をつけて、強引に突破させるチートぶりさが異常でした。
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