【ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス】VD-738

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アクション

作品データ

公開年月 2022/05/04
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 スタン・リー(原作)、スティーヴ・ディッコ(作画) 『ドクター・ストレンジ』
監督 サム・ライミ
脚本 ジェイド・バートレット、マイケル・ウォルドロン
製作 ケヴィン・ファイギ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

交通事故により神経外科医としての輝かしいキャリアを失い、カマー・ダージでの過酷な修行の果てに魔術師となったドクター・ストレンジ。
ある日、巨大モンスターから少女を救い出した後、その少女アメリカ・チャベスがマルチバースを移動できる能力を持つと知る。
その能力ゆえに悪の存在から狙われる身となったチャベスを守るべく、ドクター・ストレンジはワンダ・マキシモフに助けを求めるのだった。

登場人物&出演者

スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)

近年の出演作に『ザ・バブル』、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』などがあります。

主人公。以前は“至高の魔術師”だったが、デシメーションで5年間消滅していた間にウォンに引き継がれている。

アメリカが別次元から逃げると、怪物を倒して彼女の正体を知ってワンダに助けを求めた。
黒幕がワンダだと分かって徹底抗戦し、別次元でクリスティーンと出会って勝つ方法を探す。
別次元の自身を倒してダークホールドを使ってアメリカを助ける為に死体で対抗した。
最後はアメリカの力でワンダが野望を諦め、元の世界に戻ると第三の目に開眼していた。

アメリカ・チャベス(演:ソーチー・ゴメス)

代表作に『Shadow Wolves』などがあります。

空間に星形の穴を開けて次元間を移動する能力を持つ少女。能力をコントロールできず別次元のストレンジが守っていた。

黒幕だったワンダが寄越した怪物から逃げて、ドクター・ストレンジたちに助け出された。
カマー・タージに保護されるもワンダの襲撃で別次元に逃げ、ストレンジと勝つ方法を探す。
ワンダに捕まって能力を吸い出されるが、ストレンジたちの助けで能力を制御して反撃した。
最後はワンダに現実を見せて諦めさせ、カマー・タージで魔術師としての修行に取り組む。

クリスティーン・パーマー(演:レイチェル・マクアダムス)

近年の出演作に『ユーロビジョン歌合戦/ファイア・サーガ物語』、『ゲーム・ナイト』などがあります。

ストレンジと一時的に恋人だった救急救命医。MCUの世界で結婚式を挙げるも別次元から怪物と戦うストレンジを見ていた。

アース838ではバクスター研究所でマルチバースの研究をして、ストレンジの危険性を調査。
乗り移ったワンダの暴走でアメリカとともに逃げて、ストレンジと合流して勝つ方法を導く。
別次元でダークホールドを手にしたストレンジに呪われし者が取り憑き、懸命に助けていた。
最後はワンダが現実を知って諦め、ストレンジの宇宙を見たいと言って元の世界に戻った。

ウォン(演:ベネディクト・ウォン)

近年の出演作に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』などがあります。

カマー・ダージの書庫を管理する魔術師。現在はドクター・ストレンジから“至高の魔術師”の座を引き継いでいる。

別次元から来た怪物を退治する為にカマー・タージから来て、ストレンジと組んで倒した。
ワンダが黒幕だと分かってカマー・タージでアメリカを匿うが、ほぼ全滅させられてしまう。
ダークホールドがある神殿に案内して崖から落とされるが、生きていて反撃の機会を伺った。
最後は死体に乗り移ったストレンジと連携し、ワンダが諦め、カマー・タージの再建をする。

ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(演:エリザベス・オルセン)

近年の出演作に『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などがあります。

「アベンジャーズ」の正規メンバー。ウエストビューでの一件から誰もいない雪山のほとりにある小屋に暮らしている。

アメリカを助ける為にストレンジが来るが、ダークホールドを所持しているとバレてしまう。
別次元の自分の乗り移ってストレンジたちを追い込み、ついにアメリカを手に入れていく。
アメリカから力を奪おうとしてストレンジの邪魔が入り、別次元の現実を知って諦める。
最後は他の次元にあるダークホールドを消滅させ、神殿の崩壊とともに自身を葬っていった。

【イルミナティ】

バロン・カール・モルド(演:キウェテル・イジョフォー)

近年の出演作に『インフィニット/無限の記憶』、『ロックダウン』などがあります。

元カマー・ダージの魔術師。スプリーム・ストレンジが活躍するアース838の存在で、マスターの称号を継承している。

自分の世界のストレンジが予言していた別次元のストレンジを友人として温かく出迎えた。
ストレンジこそが危険だと話して、イルミナティの投票で処分するつもりで捕まえていた。
実はスプリーム・ストレンジにサノスを倒す方法を教え、告発してその座を奪っていた。
最後はストレンジに見抜かれて自らの手で倒そうとするが、結局は逃げて負け惜しみを放つ。

チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(演:パトリック・スチュワート)

近年の出演作に『銀のドラゴン/ファイアドレイク』、『チャーリーズ・エンジェル/2019年版』などがあります。

テレパシー能力を持つミュータント。『X-MEN』の代表的な存在でミュータントの学校で教授をしている。

イルミナティの前に出されたストレンジが状況に納得ができず、最後に出てきて説明をした。
他のメンバーがストレンジを一切信じない中、今回は彼を信じるべきだとモルドに話した。
暴走するワンダがイルミナティのメンバーを倒し、彼女の精神世界に入って止めようとした。
最後は乗っ取られたワンダを見つけるが、背後から忍び寄った悪のワンダに首を折られ死亡。

ペギー・カーター/キャプテン・カーター(演:ヘイリー・アトウェル)

近年の出演作に『カセットテープ・ダイアリーズ』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。

スティーヴ・ロジャースではなくペギー・カーターがファーストアベンジャーになった世界のペギー。

イルミナティの前に出されたストレンジに対して、敵意をむき出しにしたような態度を持つ。
ブラックボルトの頭のフォークを小バカにしたストレンジに、彼の声は危険だと説明する。
ワンダがイルミナティを襲撃すると、他のメンバーとともに迎撃して止めようとしていた。
最後はキャプテン・マーベルと組んで戦うが、シールドで胴を真っ二つにされて死亡した。

マリア・ランボー/キャプテン・マーベル(演:ラシャーナ・リンチ)

近年の出演作に『キャプテン・マーベル』、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などがあります。

キャロル・ダンヴァースではなくマリア・ランボーがキャプテン・マーベルになった世界のマリア。

イルミナティの前に出されたストレンジの不平不満に対して、厳しい態度を見せていた。
くだらない冗談ばっかりを言うストレンジに警告するが、ワンダの襲撃を知って迎撃する。
ブラックボルトやリードが殺されると、強力なビームを放ちながらワンダを牽制していた。
最後はワンダの強大な力に吹き飛ばされ、像を落とされて抵抗できないまま圧殺された。

リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(演:ジョン・クラシンスキー)

代表作に『13時間/ベンガジの秘密の兵士』、『クワイエット・プレイス』シリーズなどがあります。

『ファンタスティック・フォー』のリーダー。バクスター研究所を提供し、人型ロボットのウルトロンを開発した。

スプリーム・ストレンジに対して敬意を持っていて、ドクター・ストレンジにも敬意を払う。
宇宙が壊れるインカージョンを恐れているが、一方でワンダに脅威を感じてない甘さを持つ。
ワンダがイルミナティを襲撃してウルトロンたちが破壊され、自ら迎撃しようとしていた。
最後はブラックボルトをワンダが倒し、危険だとして攻撃するも体をバラバラにされて死亡。

ブラッカガー・ボルタゴン/ブラックボルト(演:アンソン・マウント)

代表作に『フライト・ゲーム』、『ヴィジョン/暗闇の来訪者』などがあります。

テリジェンの霧を守るインヒューマンズの王。声を発しただけですべてを破壊する為、普段は手話で会話をしている。

イルミナティの前に出されたストレンジに頭のフォークをバカにされ、特に何も言わない。
スプリーム・ストレンジが宇宙を破壊した事が発覚し、彼を処分する為に囁いて消滅させた。
ワンダがイルミナティを襲撃すると、他のメンバーとともに迎え撃つべく彼女の前に立つ。
最後はリードが能力をバラしてワンダに口を消され、衝撃波が口内で爆発して死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作は『マーベル・シネマティック・ユニバース』の第28作目となります。
この作品はなんと言っても、トビー・マグワイアが主演した『スパイダーマン』のサム・ライミが監督を務めています。
なんと言っても、本作にアメコミ好きとして知られるサム・ライミが監督として携わっている事が非常に大きいと言えるだろう。
トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズは、アメコミファンだけじゃなく、一般層にも受ける大ヒットシリーズを展開しました。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』からの物語となっていて、サブタイトルにあるようにマルチバースがメインテーマになっています。
複雑に展開する別次元の宇宙が登場していきますが、あくまでドクター・ストレンジが物語の中心になって分かりやすくしています。
本作でキーパーソンとなるアメリカ・チャベスは完全なる新キャラとなるが、個人的に良く知らない分、とても良いキャラクターだったと思います。
どうしてもMCUシリーズに登場するキャラクターは世界観に合わせて、多少の改変をされてしまうが、先入観がないのですんなりと受け入れた。
前作ではそこまでドクター・ストレンジのドラマに深く入らず、他の作品に彼が出ても深掘りもしていなかったです。
本作では久々にヒロインだったクリスティーンが再登場し、別次元のキャラクターであっても、その心はドクター・ストレンジの知る人物でした。
特に本作で注目していたのは「イルミナティ」という組織であり、この次元では「アベンジャーズ」の代わりをしているのは面白い。
「イルミナティ」自体は知っていたが、イメージとして状況を更にややこしくしているだけで、「アベンジャーズ」ほどじゃないという印象でした。
本作では単なる噛ませ犬になってしまったが、あくまで別次元の宇宙の出来事なので仕方ないと思いました。
ただ、「イルミナティ」に登場したキャラクターたちに大きな意味があって、今後は彼らが違う形で登場してくるだろうと思います。
やはり、このシリーズは一つの物語というより、MCUシリーズに大きな意味を持っていて、今後の展開にも期待しています。

コメント

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