【クレンズ・フレンズ】VD-727

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洋画

作品データ

公開年月 2016/05/04
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 ボビー・ミラー
脚本 ボビー・ミラー
製作 アーロン・L・ギルバート、ジョーダン・ホロウィッツ
製作国 カナダ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

仕事をクビになり、婚約者と別れ、傷心の日々を送っていたポールは、人生を修復しようとスピリチュアルケイのリトリートに参加する。
そこでポールは同じように悩める仲間と出会い、更に魅力的な女性マギーを気に入って“クレンズ”というドリンクを飲むデットクス法を試す。
4本のドリンクを飲み干したポールは、吐き気に襲われると、嘔吐と下痢を繰り返して毒素を排除するが、その中からエイリアンのようなモノを見つけるのだった。

登場人物&出演者

ポール(演:ジョニー・ガレッキ)

代表作に『ハンコック』、『ザ・リング/リバース』などがあります。

主人公。仕事がクビになって婚約者から逃げられて傷心中。立ち直ろうと精神科への通院を考えていた。

テレビのコマーシャルでケン・ロバーツのデトックス法を知り、わらにすがる思いで参加。
参加していたマギーに一目惚れすると、死ぬ可能性の書類があってもサインをしていた。
合宿に参加して謎の液体を飲み干し、吐瀉物から生まれた奇妙な怪物に愛着を持っていた。
最後は合宿所からマギーと脱出をしたが、合体した二人の怪物を殺して心が解き放たれた。

マギー(演:アンナ・フリエル)

代表作に『リミットレス』、『パーフェクト・プラン』などがあります。

ヒロイン。元女優。ケン・ロバーツのデトックス法の自己啓発セミナーに参加していた。

夫との間に子供を拒否したせいで自殺された話しをしたが、実際はウソで合宿参加を考えた。
当初は疑いながら謎の液体を飲み干し、運動をしていたが倒れてポールが運んで会話する。
吐瀉物から生まれた怪物を気味悪く思うが、ポールのおかげで愛着を持って彼を仲良くなる。
最後は怪物を殺せずポールと逃げるが、合体した姿を見て一緒に殺害して解放されていた。

エリック(演:カイル・ガルナー)

代表作に『エクトプラズム/怨霊の棲む家』、『エルム街の悪夢/2010年版』などがあります。

恋人のローリーと一緒にケン・ロバーツのデトックス法に参加した。あくまでローリーの為に来ていた。

真剣な悩みを持っていたポールたちと違い、軽い気持ちで参加していたせいで浮いていた。
合宿に参加して最初は茶化していたが、謎の液体を飲み干して奇妙な怪物を可愛がっていた。
勝手にローリーの液体を飲んだ事がバレて、やって来たケン・ロバーツから警告を受けた。
最後はデトックス法に失敗したローリーが死亡し、遺体を見て泣く姿をポールに見られた。

ローリー(演:ダイアナ・バング)

代表作に『ザ・インタビュー』、『コフィー&カリーム』などがあります。

恋人のエリックと一緒にケン・ロバーツのデトックス法に参加した。浮いていたエリックと違い目立たず。

軽い気持ちで参加していたエリックがカメラのインタビューに答え、恥ずかしさを見せる。
合宿に参加して茶化すエリックと違い、真剣に取り組もうとして謎の液体を飲んでいた。
体質的に謎の液体が合わず、エリックやポールたちが飲み干す中で最後の一本に苦戦する。
最後は結果的に謎の液体を飲み干す事ができず、怪物が体内から破壊して死亡してしまう。

フレデリックス(演:ケヴィン・J・オコナー)

近年の出演作に『囚われた国家』、『ロスト・マネー/偽りの報酬』などがあります。

ケン・ロバーツのデトックス法に参加していた男。ポールたちよりも前に合宿所へ来ていた。

合宿所へ到着したポールたちを出迎えるが、重すぎる荷物が持てず苦戦しながら運んでいた。
謎の液体を飲めず部屋で寝ていたローリーの代わりとして、エリックの相手となっていた。
最終段階になって吐瀉物から生まれた怪物を殺さず、自分の体ぐらい巨大化していた。
最後は暴走する怪物により危害を加えられ、結果的に殺され、ポールたちに遺体を見られる。

リリー(演:アンジェリカ・ヒューストン)

近年の出演作に『フレンチ・ディスパッチ/ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、『アーニャは、きっと来る』などがあります。

ケン・ロバーツのデトックス法を実行する合宿所の責任者。ポールたちの前に悲鳴を上げながら登場した。

状況が分からないポールたちに謎の液体を渡すと、必ず悩みが解消されて自由になると説明。
吐瀉物から怪物が誕生して戸惑っていたポールが来ると、問題ないとして余裕でかわした。
実は唯一デトックス法を自分で成功していて、ケン・ロバーツの怪物を代わりに始末した。
最後は怪物を連れて出ていくポールたちを止めようとしたが、結局は止められずに見送った。

ケン・ロバーツ(演:オリヴァー・プラット)

近年の出演作に『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』、『ハリウッド・スキャンダル』などがあります。

あらゆる悩みから自由に解放するデトックス法を開発した。テレビにコマーシャルを出すほど大ヒットしている。

大きな悩みを持っている人を自己啓発セミナーで集め、合宿に参加する人間を選別していた。
ポールたちが吐瀉物から怪物が出てきて、大きく成長したところで遅れて合宿所に来た。
疑っていたポールとマギーを一緒に最終段階へ導くが、怪物の殺害を拒まれて困っていた。
最後は自分の怪物をリリーに始末したもらったと告白するが、ポールたちに逃げられていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は俳優としても活躍するボビー・ミラーにとって監督と脚本として2作目の長編映画となります。
この作品は上映時間が80分程度であるが、実際は75分以下で内容についても、そこまで深くない感じになっています。
主人公は仕事がクビになって、婚約者に逃げられるというダブルパンチを食らっていて、人生のどん底にいるような状態になっています。
なんとか救いの手を求めていたら、コマーシャルで怪しげなデトックス法をメモって、すぐに参加するぐらい追い詰められています。
ただ、主人公を演じるジョニー・ガレッキから余裕が感じられて、残念ながら人生のどん底という印象がなかったです。
一応、本作は軽いコメディになっている感じですが、当然ながら笑えるような場面はない。
傷心中のはずの主人公がヒロインを見かけて下心が燃え上がるけど、本当にどん底なのかと更に疑いたくなるような展開になります。
明らかに怪しい自己啓発セミナーから、今度は合宿して変な液体を飲み干すと、吐瀉物から怪物が生まれるという明らかにヤバい状況になります。
追い詰められている人間だからなのか分からないけど、普通じゃない状況に対して深くまで疑わないところが本作の奇妙な点だろう。
どうやら悩みを怪物として吐き出して、成長が止まった時、自分の手で始末する事で自由に解放されるというルールになっています。
説明不足なのは確かだが、多分、整合性を保つような説明ができない設定だと思います。
なので、余計な説明や最低限のドラマしかなく、あとは鑑賞する側がどれだけ受け止めて作品の良し悪しを決めていく感じとなります。
基本的にハッキリした答えを出さない作品は好きじゃないが、この作品に関して例外で答えがあったとしても納得する以前の問題になると思います。
エンターテイメントとしても面白味はそこまでないが、人類にとって生きている間にある悩みに対して向き合う意味では悪くない作品だと思いました。

コメント

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