【ズーム/見えない参加者】RE-3455

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洋画

作品データ

公開年月 2021/01/15
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 ロブ・サヴェッジ
脚本 ジェド・シェパード、ジェマ・ハーリー、ほか
製作 ダグラス・コックス
製作国 イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ロックダウン中も週に一度はZoomで飲み会を開く男女6人の仲良しグループ。
ある日、その中の一人が霊媒師をゲストに招き、みんなで「Zoom交霊会」なるモノを始めていく。
最初は軽いノリだったが、交霊の儀式を進めていくうち、それぞれの部屋で不可解な現象が起こり始めるのだった。

登場人物&出演者

ヘイリー(演:ヘイリー・ビショップ)

代表作に『Dawn ot the Deaf』、『エンド・オブ・ステイツ』などがあります。

Zoom交霊会に参加した一人。アストラル界について詳しく、交霊会の為にプロの霊能者セイランを読んでいた。

セイランがログインして本格的に始まるが、ジェマのせいで悪霊を呼び寄せて対処をしていく。
頼みのセイランと連絡がつかず、中途半端な知識で強引に交霊会を終わらせようとする失敗した。
ジェマとケンカしていると椅子を引っ張られ、そのまま奥の部屋まで物理的に連れ去られる。
最後はジェマがやって来て合流し、ポラロイドカメラで光を当てると、正面から何かが襲った。

ジェマ(演:ジェマ・ムーア)

代表作に『ドラゴン・キングダム/光の騎士団と暗黒の王』、『ワンダーウーマン』などがあります。

Zoom交霊会に参加した一人。唯一のアジア系となっていて、祖父たちは中国人だが英語しかしゃべれないという。

ヘイリーの近くに住んでいて、最初はスマホの画面で登場するが、家に帰ってパソコにしていた。
交霊会を完全にバカにしていて、セイランにウソを話したせいで悪霊を召喚する原因をなる。
他の参加者に異変が起きいき、交霊会をしたヘイリーが悪いと責めて緊張感を失ってしまう。
最後はヘイリーの家までやってくると、合流するも暗闇から何かが出てきてそのまま終了する。

エマ(演:エマ・ルイーズ・ウェッブ)

代表作に『One Killer Punch』、『Multiplex』があります。

Zoom交霊会に参加した一人。ロックダウンでは退屈しない為、パソコンに特殊なフィルターを入れていた。

交霊会が始まる前にはフィルターで遊んでいて、少し怖い顔になってキャロラインが不安視する。
当初はジェマと同じくふざけた態度だったが、異変が起きたせいで急に真顔になっていた。
悪霊が家に来てあらゆる食器や食べ物を床にぶちまけられ、一度捕まるも逃げて部屋に戻った。
最後はテッドに警告するも無視されて焼死すると、悪霊が再びやって来て抵抗できず殺された。

ラディーナ(演:ラディーナ・ドランドバ)

代表作に『Dawn of the Deaf』、『Girls on Film 2: Before Dawn』などがあります。

Zoom交霊会に参加した一人。ロックダウンが開始すると、付き合い出したばっかりの恋人と同棲した。

交霊会が始まる前に会話をしていたが、うるさく料理する恋人に注意してケンカしてしまう。
セイランがログインして異変が起きると、最初は余裕だったけど、徐々に真顔となっていた。
恋人が部屋にいないと分かって、家中を探してもおらず、更に外へ出るとしばらく席を離れた。
最後は天井から落ちた恋人に怯え、家に来た悪霊に捕まって撲殺され、カメラに血が付着した。

キャロライン(演:キャロライン・ウォード)

代表作に『Dawn of the Deaf』、『Stalling It』があります。

Zoom交霊会に参加した一人。ロックダウン中に父親とずっと家にいて、今回の交霊会を楽しみにしていた。

本格的に始まる前にヘイリーが真剣な雰囲気を出していくと、すぐに反応して恐怖を感じる。
セイランがログインして異変が起きると、誰よりも恐怖をして、物音が起きてピークに達した。
屋根裏に何かがいて号泣していたが、他の参加者にも異変が起きてパニック状態になっていた。
最後は呼び寄せられた悪霊がやって来ると、何度も机に頭を叩きつけられてそのまま死亡した。

テッド(演:エドワード・リナード)

代表作に『ゴールデンイヤーズ』、『The Rebels』などがあります。

Zoom交霊会に参加した唯一の男性。他の友人から嫌われている女と付き合っていて、彼女の両親と同居している。

交霊会には一番最後にログインするが、そこはプールサイドだったのですぐに室内へ移動した。
恐怖するモノとしてオルゴールを持ってきていて、小さい頃に兄が仕掛けて何度もビビっていた。
セイランがログインして交霊会が始まると、すぐに恋人が邪魔をして強制的にログアウトした。
最後は戻ってくるも状況を理解できず、恋人が殺され、逃げ切れずに体を燃やされて死亡した。

セイラン(演:セイラン・バクスター)

代表作に『マクベス』、『The Victim』などがあります。

Zoom交霊会に参加した霊能力者。ヘイリーとは友人でアストラル界などについて教えていた。

初めてとなるZoomで最後にログインすると、交霊会についてのルールを真剣に説明していた。
すぐにジェマが反応して過去に自殺した同級生の話しを聞いたが、接続不安定でログアウトした。
ヘイリーから電話を受けると、取り乱していたキャロラインにアドバイスを送っていた。
最後はジェマがウソをついたせいで悪霊を召喚した可能性を話し、そのまま電話が切れてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は新型コロナウイルスにより世界的に広まったWEB会議ツール「Zoom」を題材にした作品となります。
物語のすべてを「Zoom」だけで構成されていて、あくまでカメラはそれぞれのパソコンから映し出されている映像のみとなる。
なので、変則的な一人称視点のPOV手法となっているが、これは低予算映画と相性が非常にいいのは言うまでもないだろう。
全員が自分の家にいながら、「Zoom」を通じて交霊会をやっていくが、意外にも演出として悪くないと感じました。
自分も参加しているような感覚があって、中盤過ぎまでの恐怖を煽るような演出はかなり上手くやっていると思いました。
なぜなら、限られた画面の中で起きている出来事をタイミング良く展開させ、何より出演者たちの演技も良かったです。
これによって作品のリアリティ効果を生み出していて、何が起きるのは分からない中で緊張感を生み出しています。
ふざけていた一人によって、本来は親しかった人と会話できる場所から、一気に恐怖のどん底に落とされる感じが悪くない。
その中で一番ふざけて悪霊を呼び出したヤツが最後にやられるところもまた、作っている側もしっかりと分かっている。
イギリス映画ですが、様々な人種が登場しているのは現代的だが、アメリカじゃなかったせいで黒人が出ていなかったのはダメだろう。
本来なら、一番出さないといけない黒人を敢えて出さなかったのは作る側に何かの意図があったとしか思えない。
終盤になってくると、悪霊が強力な物理攻撃を繰り出していくが、そこはジャパニーズ・ホラーと違う欧米風のホラーと言えます。
せっかく中盤過ぎまでの雰囲気は良かったのに、なぜすべてを物理攻撃にしてしまったのか残念でならなかったです。
もし、あのままの雰囲気で最後までやってくれれば、かなり面白い作品になっていただけに惜しいと感じました。

コメント

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