【新生/トイレの花子さん】VD-758

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作品データ

公開年月 1998/07/04
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『トイレの花子さん』
監督 堤幸彦
脚本 高橋洋
製作 南條昭夫、野村敏哉、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ある中学校に花子さんの噂が存在したが、彼女を見た者がいると誰かが死ぬと恐れられていた。
倉橋里美は11年前に失踪した姉のかおりが通っていた中学校に親友の沢口香苗と入学し、やや疎遠になっていた幼馴染みで霊能者の柏木浩輔とも再会する。
里美は2年生のトイレの鏡の中に古い扉が映っているのを目撃し、小さい子供の影を見たところで気絶してしまうのだった。

登場人物&出演者

倉橋里美(演:前田愛)

近年の出演作に『脇役物語』、『KING GAME』などがあります。

主人公。11年前に姉が謎の失踪を遂げて未だに原因が分からず。同じ中学校に入学するも事件を知らず。

生理が来てトイレに行くと、「トイレの花子さん」を見た事から悦子と関わるようになる。
香苗も同じく「トイレの花子さん」と関わり、お互いにアザを作った事から仲間意識を持つ。
姉に化けた悪霊から誘惑を受ける早苗を助けて、自分も同じ助けてもらいギリギリで耐える。
最後は玲子によって悪霊が人形に封じ込み、火葬場で姉の声をマネられるも見守っていた。

沢口香苗(演:浜丘麻矢)

代表作に『新生/トイレの花子さん』、『けの汁』などがあります。

里美の親友。同じクラスになった事で喜んだ。里美の姉が失踪した事について何も言わない。

授業に出席しなかった浅岡に言われ、女子トイレで倒れていた里美を見つけて先生を呼んだ。
悦子と仲良くなっていく里美と距離を感じて、「トイレの花子さん」を呼び出してしまう。
里美と同じく足にアザを作ってしまい、トイレに引き込まれようとして彼女に助けられた。
最後は玲子による霊力バトルで悪霊が人形に封じ込められ、アザが消えて里美と喜んでいた。

柏木浩輔(演:笠原秀幸)

代表作に『GTO』、『リリイ・シュシュのすべて』などがあります。

里美や早苗と同じクラスにいる男子生徒。里美が片思いしていて、以前は悦子と付き合っていたという。

矢部に対して反抗的な態度を取り続けていたせいで、居残りを食らって個人指導を受けた。
里美たちが悦子と関わる事に注意をして、クラスに彼女が来ると睨みを利かせていた。
玲子がやって来ると、悪霊について知っている事を言われ、反抗的な態度から協力的になる。
最後は社の人形を封印する為に協力して、玲子が霊力で誘導し、箱に蓋をして閉じこめた。

間宮悦子(演:大村彩子)

代表作に『パラサイト・イヴ』、『呪怨』などがあります。

里美や香苗と同じ1年生で隣のクラスにいる。里美が「トイレの花子さん」を見た事から興味本位で話しかけた。

社に「トイレの花子さん」がいると考えて、里美たちや2年生を交えて中で人形を見つけた。
その後は里美と仲良くなり、嫉妬する香苗も「トイレの花子さん」を見て仲間にしていた。
「こっくりさん」を使って人形が欲しいと言われるが、社にそれがなくて怖がって逃げ出す。
最後は悪霊に引き込まれてしまうが、玲子たちの活躍で封じ込め、女子トイレに戻った。

矢部(演:長野博)

代表作に『シュート!』、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』などがあります。

里美や香苗が入学した中学校のクラスの担任。生徒に対して高圧的な態度で、柏木の態度が気に食わない。

学校の中で「トイレの花子さん」の噂を生徒が話していると、まったく信じずに中断させる。
反抗的な態度を取る柏木に厳しく指導し、社のカギが壊された事について彼を疑っていた。
すでに悪霊に取り憑かれ、自身では気づかず、柏木に言われてトイレに行くと何かを見た。
最後はしばらく入院していたが、悪霊が消滅した事で回復し、右目に眼帯しながら復帰した。

浅岡(演:荻島真一)

代表作に『宵待草』、『難波金融伝/ミナミの帝王 絆』などがあります。

中学校の教師で理科を担当する。11年前に失踪した倉橋かおりを知っていて、里美の入学とともに両親へ挨拶をした。

授業が始まって里美が出席していないと知り、香苗に探してもらいトイレで見つけていた。
11年前は霊的な存在をまったく信じていなかったが、今は信じて冷静に対応しようとする。
矢部が入院した事で臨時教師として鹿島玲子に連絡して、11年前の事件が起きていると説明。
最後は社で玲子が悪霊を人形に封じ込め、火葬場で焼かれる時に参加して終わりを知った。

鹿島玲子(演:高島礼子)

代表作に『隠し剣 鬼の爪』、『極道の妻たち』シリーズなどがあります。

別の中学校で教師をしている。11年前に倉橋かおりの事件に関わっていて、浅岡とは顔見知りである。

矢部が入院した事で浅岡から臨時教師として要請を受け、11年前の出来事を言われて受ける。
「トイレの花子さん」に関わる里美たちを集め、柏木から話しを聞くと社の危険さを知る。
悦子が始めた事が原因だと分かって、対処しようとする自分の力を超えていると悟った。
最後は人形に悪霊を封じ込める事に成功し、火葬場で消滅する悲鳴を聞きながら見送った。

倉橋かおり(演:須山彩)

代表作に『Kong Hong: Lost in Love』などがあります。

里美の姉。11年前に失踪して未だに見つかっていない。中学校でも噂として残っていて、新聞にも掲載された。

同じ中学校へ入学してきた妹の里美が「トイレの花子さん」に接触して、姿を使われていた。
なんとか里美をトイレの中に引きずり込もうとするが、玲子の邪魔でなかなかできずにいた。
社の人形が本体で悦子を取り込み、アザを与えた里美と早苗を狙おうとして誘導していた。
最後は玲子の霊力によって人形に封じ込められ、僧侶のお経とともに火葬されて消滅した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『ミステリー体験ゾーン/本当にあった怖い話」での「呪われた人形」のリメイクとなっているようです。
この作品は前作とは一切の関連性がなく、より本格的なホラー映画になっています。
都市伝説の「トイレの花子さん」をベースにしながら、上記のように「呪われた人形」の要素を加えたような感じになっています。
前作では小学生がメインだったので内容として薄い感じであったが、本作は中学生になって少しだけ濃くなっていました。
主人公は11年前に姉が行方不明になるが、その原因に関わる事になって、事件の真相に迫っていくという展開になっています。
二つの要素を組み合わせる事によって、より不気味な雰囲気を出そうとしていて、ラストではまさかの霊力バトルになるとは思わなかったです。
あくまで「トイレの花子さん」をベースにしているが、関わりの強い「こっくりさん」もちょっと出てきて、カシマレイコまで出て都市伝説を一応は意識していました。
ただ、オリジナル要素が核心部分にあるので、そっちの方に要素を強くして「トイレの花子さん」である意味が薄くなってしまっています。
アレンジをしてみたような物語になっているが、個人的にはストレートに「トイレの花子さん」というモノを描いて欲しいという部分が強かったです。
霊力バトルは映画的な演出として仕方ないが、解決の方法があまりにも簡単すぎて悪霊の強さを逆に弱く見せてしまっている気がします。
何より悪霊の目的が分からないままで、当然ながら正体も分からないので、あっさりと解決してしまうのはちょっとムリがありました。
それと気になったのは、当時の教師というのはあそこまで高圧的な態度を取るのか、今の時代から考えられないだろうと思います。
その後に作られた「トイレの花子さん」を題材にしたコメディ映画に比べて、ちゃんとホラー映画をしていますが、それでも物足りないと感じました。

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